更新日:2021/02/03 22:56
経営
人材育成
チームビルディングとは【組織づくり/スキルアップ】
読了まで約2分
昨今のビジネスシーンでは、個人プレーに頼るのではなく、強力なチームを組んで問題解決にあたる企業が増えています。
チーム一丸となってゴールを目指す手法を「チームビルディング」と呼びます。
チームビルディングにおける「チーム」とは、社員が寄り集まっただけの「集団」とは別物です。
この記事では、チームビルディングの基本的な考え方や、チームビルディングのチームの意味、
チームビルディングを実施する目的について、わかりやすく解説します。
目次
チームビルディングとは?個人プレーを脱却し、チームで動く組織づくりを
チームビルディング(Team Building)とは、個人プレーを脱却し、チーム一丸となって問題解決を目指すための組織づくりのことです。
ここでは、チームビルディングという言葉を初めて知った方向けに、基本的な定義を解説します。
チームビルディングは、組織のパフォーマンスを最大化するための手法
チームビルディングの「チーム(team)」は、会社の同期や友達など、ただ寄り集まっただけの集団とは区別されます。
チームとは、共通の目的達成のために団結し、メンバー一人ひとりが主体的に自らの能力を発揮していく機能的な集団のことです。
チームビルディングの目的は、人材の再配置や社員への働きかけを通じて、高いパフォーマンスを発揮できる「チーム」を作り上げることです。
チームビルディングと「チームワーク」の2つの違い
チームビルディングはチームワークと次の2点で異なります。
- 必要に応じてリスクを取り、大きな目標の達成を目指す
- ただ協力するだけでなく、メンバー一人ひとりが成長することを目指す
チームビルディングはチームワークと違い、大きな変化やイノベーションが求められる業種でよく採用される組織開発手法です。
また、チームメンバーの成長が強く意識され、人材開発としての意味合いもあります。
チームビルディングの対象者は、新入社員・中堅社員から企業経営に関わるトップマネジメント層まで、会社組織に所属する全員です。
企業によっては、内定者のオンボーディング(受け入れ)の一環として、チームビルディングを採用するケースがあります。
なぜチームづくりが必要なのか?チームビルディングの3つの目的
なぜ、昨今のビジネスシーンでチームビルディングが注目を集めているのでしょうか。
ここでは、若手社員・中堅社員・管理者の3者の視点から、チームビルディングを行う目的を解説します。
1. 若手社員:主体性や当事者意識を育てられる
社会人になったばかりの若手社員のスキルアップの一環として、チームビルディングは大いに役立ちます。
チームビルディングでは、チーム一丸となって目標を達成する過程で、メンバー一人ひとりが主体性を持って行動することが求められます。
チームビルディングの取り組みを通じて、会社の将来を担う若手社員の主体性や当事者意識を育てることが可能です。
2. 中堅社員:マネジメントスキルやリーダーシップの養成につながる
入社3年目以降の中堅社員は、現場監督やチームリーダーといったロワーマネジメント層(現場で直接指示を出す人)としての役割があります。
チームビルディングにおいても、中堅社員はチームを機能させ、メンバーのポテンシャルを発揮させるための重要な働きをします。
中堅社員は将来のリーダーやマネージャー候補となる大切な人材です。
チームビルディングを通じて、メンバーを取りまとめていく経験を積むことで、
次世代のリーダーとしてのマネジメントスキルやリーダーシップを養成することが可能です。
3. 管理者:企業のビジョンを浸透させ、組織のパフォーマンスを最大化する
ミドルマネジメント層の人材は、チームビルディングを通じて「企業のビジョンを浸透させ、組織を牽引していく力」や
「部下を育成し、組織のパフォーマンスを最大化していく力」など、未来の経営陣として必要な資質を学べます。
チームビルディングは、新入社員から管理者まですべての人材が部門横断的に関わり、共通の目的に向かって協働する取り組みです。
チームビルディングを実施すれば、若手社員・中堅社員・管理者それぞれのスキルアップにつながるでしょう。
チームビルディングを取り入れ、組織のパフォーマンスを最大化しよう
チームビルディングは、チーム一丸となって問題解決を目指す組織開発手法です。
チームプレーやチームワークと違い、共同作業を通じて、メンバー一人ひとりが成長していくことを目指します。
新入社員やロワーマネジメント層、さらには管理者や経営陣まで、さまざまな階層のスキルアップにつながります。
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