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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2021/01/25 20:28

経営

パルスサーベイとは【従業員満足度/職場環境】

読了まで約2分

従業員と信頼関係(エンゲージメント)を構築するには、まず従業員が抱えている不安や悩みを知らなければなりません。
そこで役に立つのが「パルスサーベイ」です。

パルスサーベイとは、従業員を対象としたアンケート調査の一種です。
「現在の体調は良好か」「職場の人間関係は良好か」といった簡単な設問を通じて、従業員満足度をチェックできます。
パルスサーベイは調査コストがほとんどかからず、自社だけで実施できるのも特徴です。

この記事では、パルスサーベイの基本知識や、パルスサーベイを実施するメリットについて解説します。

パルスサーベイとは?従業員満足度をリアルタイムに調査する手法

パルスサーベイ(Pulse Survey)とは、従業員を対象としたアンケート調査(=従業員サーベイ)の一種で、
従業員満足度(ES:Employee Satisfaction)をチェックできる調査手法です。

パルスサーベイの特徴は、毎週・毎月といった短いスパンで、繰り返しアンケート調査を実施する点にあります。
そのため、現在の従業員の状態をリアルタイムに定点観測でき、メンタルヘルス対策や従業員エンゲージメントの強化といった施策をスピーディーに実行できます。

「センサス」との違いは?リアルタイムな分析ならパルスサーベイを

従業員満足度を調査するため、これまで「センサス(Census)」という手法も使われてきました。
パルスサーベイとセンサスの違いは次のとおりです。

年に1回の大規模調査であるセンサスと違い、パルスサーベイは週に1回または月に1回と短いスパンで実施するのが特徴です。
設問数もパルスサーベイの方が少なく、5~10問程度であることがほとんどです。
従業員の状態を多面的に分析できるのがセンサス、リアルタイムに分析できるのがパルスサーベイです。

パルスサーベイが役立つ3つのビジネスシーン

パルスサーベイは主に以下の3つのビジネスシーンで使われています。

  • 新しく雇った人材のオンボーディング
  • 既存社員の定期的なストレスチェック
  • 新たな人事施策の効果を検証する

パルスサーベイを実施すれば、従業員の状態の変化を週次・月次の短いスパンで調べ、定点観測することが可能です。
そのため、新卒社員や中途社員が問題なく適応できているかを確認するオンボーディング(人材定着)や、
既存社員のメンタルヘルスチェックに活用されています。
また、新たな人事施策を取り入れたタイミングでパルスサーベイを実施すれば、すみやかな効果検証が可能です。

 

パルスサーベイを行う2つのメリット

パルスサーベイを取り入れることで、次の2つのメリットが得られます。

従業員満足度をすばやく測定し、エンゲージメント構築に活かせる

従業員エンゲージメントの構築には、まず従業員の不満や悩みを知る必要があります。
パルスサーベイはセンサスと違い、従業員満足度をリアルタイムにチェックできます。

「長時間労働が常態化していないか」「従業員は現在の業務や職責に満足しているか」「職場の人間関係の問題が起きていないか」など、
従業員の不満や悩みをすばやく把握し、職場環境改善につなげることが可能です。

米国のコンサルティング会社が実施した調査によると、従業員エンゲージメントと業績指標には高い相関関係があり、
エンゲージメントスコアが高い企業ほど、生産性・売上・利益率・顧客評価のスコアも高いことがわかっています。[注1]

従業員エンゲージメントの構築に取り組みたい企業は、パルスサーベイによって従業員満足度を定点観測し、人事施策に反映させていくことが大切です。

[注1] 経済産業省:平成30年度 産業経済研究委託事業(企業の戦略的人事機能の強化に関する調査)

他の調査方法と比べて、調査費用が低い

パルスサーベイは他の調査手法と比べて、調査コストが低いのもメリットです。
センサスのような大規模調査を実施する場合、リサーチ会社に依頼するのが一般的です。
調査コストは数十万円~数百万円に及び、企業によっては大きな経済的負担を強いられます。

しかし、パルスサーベイは設問数5~15問程度と比較的小規模な調査であり、自社だけで簡単に実施できます。
人事領域でのITツールの開発が進んだこともあり、パルスサーベイの実施をサポートするソフトウェアやクラウドアプリケーションなども登場しています。

従業員満足度の調査を行いたいが、あまりコストはかけたくないという場合、パルスサーベイが最適です。

 

パルスサーベイを実施し、従業員エンゲージメントの構築を

従業員との信頼関係(エンゲージメント)を構築するうえで、従業員の状態をリアルタイムに把握できるパルスサーベイは非常に役に立ちます。
重要なのは、パルスサーベイの結果を受けて、どのように職場環境を改善していくかという点にあります。
パルスサーベイを通じて従業員の不安や悩みを分析し、人事施策に反映させていくことが大切です。

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