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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2020/10/14 23:09

経営

優秀層が離職しない会社とは【離職防止/社内改善】

読了まで約2分

優秀層が離職しない会社作りに必要なのは、仕事を通じて社員の市場価値を高められる仕組みや環境の整備です。
優秀な能力を持っている社員は、「自分ひとりが努力しても組織を変えられない」
「この会社では長期的に見て将来より高いキャリアを積み上げることができない」と思ったときに、離職を選ぶケースが少なくありません。
仕事の中核を担うような重要な社員の離職は、連鎖的な退職・転職ラッシュの引き金になる場合もあります。
中小企業の経営陣は、優秀な若手社員の離職対策に力を入れましょう。

この記事では、優秀層が離職しない会社作りに必要なポイントを解説していきます。

優秀層が離職しない会社の3つの特徴

優秀層が離職しない会社とは、以下のような特徴を持った会社のことです。

1. 部下から見て尊敬できる上司や先輩社員がいる

優秀層が離職しない企業には、多くの場合優秀な社員が尊敬できる上司や先輩がいます。
なぜ優秀な社員が尊敬できる上司・先輩の存在が重要なのかというと、「あの人に認められたい」「あの人が自分のことを評価してくれる」という気持ちが、
仕事のモチベーションにつながるからです。

基本的に、職場のリーダーになる優秀な社員は、自分自身のことも高く評価しています。
プライドの高い人材にとって、「自分より仕事ができない人と組む」「人格的に評価できない人から指示をされる」ことは、大きなストレスになりかねません。
仕事の能力でも人格面でもよいので、なんらかの要素で部下の尊敬や支持を集められるような存在がいれば、貴重な社員の流出を防げるでしょう。

ただし、優秀な上司や先輩社員を社内に留めておくためには、成果主義の導入や、質の高い人材が集まるような雇用条件・労働環境の整備が必要になってきます。

2. ボトムアップ型の組織運用をしている

優秀な社員が離職しない会社の特徴として、重要なのが経営スタイルです。企業の優秀層は、自分なりの改善プランを持っていることも少なくありません。
トップダウン型の経営スタイルだと、「自分ではこの会社を変えられない」「明らかにもっとよい働き方や仕組みがあるのにどうして受け入れてくれないのか」
という失望感や不満から離職へと進むケースが多いです。

その点、一般社員の意見も吸い上げられるボトムアップ型の組織運用は、「この会社組織に自分が貢献している」という実感・満足感を得やすいというメリットがあります。
たとえ提出したプランが採用されなかったとしても、上司が真剣に検討し、
チームで話し合って改善点や問題点を明らかにできる体制があれば、会社に対する大きな不満を覚えることはないでしょう。

優秀な人材の定着には、社員にチャンスを与えられる環境作りも必要です。

3. 人事評価やキャリアパスが明確で会社の評価に不審点がない

優秀な社員は、たいていの場合自分自身の素質や能力も高く評価しています。
実績を残しているにも関わらず、会社から十分な評価をされていないと感じた場合、離職を意識する社員が増えていくので注意しましょう。

とくに気を付けたいのが、昇進の扱いです。
人事評価の基準があいまいで、一見なぜ昇進したのかがわからない社員が部署にいると、仕事に打ち込んでいる社員のモチベーションは下がってしまいます。

おすすめの対策は、人事評価やキャリアパスの可視化です。会社がなにをどう評価しているのかがわかれば、優秀な社員も人事の結果に納得してくれます。
優秀層をつなぎ止めるためには、「この会社でがんばれば報われる」という期待感を持てるようにしましょう。

 

優秀層の離職を防ぐ組織作りのコツは研修と面談

優秀層の離職を防ぐポイントは、以下の2点です。

1. 社外でも通用するスキルの研修や勉強会を充実させる

優秀層が離職しない会社作りを考えているなら、社外でも役に立つスキルアップ研修や勉強会を実施しましょう。
優秀な社員は、「現在給与をいくらもらっているか」「現時点での福利厚生がどれだけ充実しているか」よりも、
「この会社で数十年働いたら将来どのようなスキル・経験を得られるか」を重視する傾向があります。

待遇を改善するよりも、「専門的な知識や経験を習得できる」「仮に離職しても、転職先探しに困らない実力が手に入る」環境の整備に力を入れましょう。

2. 部下の意見・悩み・要望を傾聴するための面談を導入する

優秀な社員は、基本的に問題を起こさないため、上司とのコミュニケーションが不足しがちです。
ただ、問題を起こさないからといって放置していると、会社に対する希望や不満をため込んでしまいます。

そのため、部下の意見・悩み・要望をひたすら聞き出すための面談を導入しましょう。
コミュニケーションを密にすれば、優秀な部下が抱えている悩みを早めにキャッチし、改善策を打つことができます。

 

優秀層の離職対策には社内制度の改革やマネジメントがおすすめ

優秀な社員は、会社・仕事・上司や同僚に対する不満から退職するケースが多いです。
介護や起業など、会社側の努力では対応できない理由の離職と違って、不満を原因とした離職は、社内制度の改革やマネジメントで減らせます。

具体的な問題点や改善点を知るためには、経営コンサルティング会社に相談するのも有効です。
社外でも通用する能力開発の機会を充実させたり、社内コミュニケーションの機会を増やしたりして、優秀層の流出を防ぎましょう。

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