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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2021/08/30 10:10

経営

業務効率

トランザクティブメモリーについて【情報共有/コミュニケーション】

読了まで約2分

組織内の情報共有は大切だといわれるものの、メンバー全員が同じ情報を共有するのは効率的ではありません。

そこで有効となるのが「トランザクティブメモリー」です。

このトランザクティブメモリーを有効活用するためにも、トランザクティブメモリーの基礎概要、目的や活用方法について解説します。

最後までご覧になることで、トランザクティブメモリーによる組織の活性化が図れるはずです。

トランザクティブメモリーとは、情報共有における組織学習の概念

トランザクティブメモリーとは、1980年代半ばにハーバード大学の社会心理学者であるダニエル・ウェグナー氏が提唱した組織学習の概念のことです。

日本語では「交換記憶」や「対人交流的記憶」という訳になります。

このトランザクティブメモリーは、組織全体が同じ知識を記憶するのではなく、「誰がなにを知っているのか」という情報を共有することがキーポイントです。

そのため、組織内のメンバーが「What」ではなく「Who knows What」を共有していることが重要であり、組織のパフォーマンスに大きく影響を与えます。

 

トランザクティブメモリーの目的

トランザクティブメモリーの目的としては、組織の活性化や業務の効率化があげられます。

一般的には情報共有の重要性については認知されていますが、メンバー全員が同じ内容を記憶するのは効率的ではありません。

そこでトランザクティブメモリーでは、メンバー各々が専門分野を熟知することで「この人はあの分野に詳しい」という組織内の共有を目指します。

上記のような状況を作ることにより、組織内の役割が最大化されると同時に、業務の効率化が推進されるのです。

 

トランザクティブメモリーの実証例

トランザクティブメモリーの高い効果は、世界各地の研究や実験によって実証されています。

代表的な実証例としては、

米国大学に所属中の経営学修士の学生で構築された61のチームで行った、コンサルティング・プロジェクトを分析した研究があげられます。

その研究では、「自チームの他メンバーの専門性をよく知っているか」「他のメンバーから得られる専門知識を信頼しているか」

というアンケート調査により、各チームのトランザクティブメモリーの高さを数値化し、プロジェクトの成果や関連性を調査しました。

その結果、トランザクティブメモリーの数値が高いチームほど、プロジェクトの成果やクライアントからの評価につながっていたことが明らかになったのです。

また、メンバー同士で行うコミュニケーションの質や頻度の関係性についても分析結果からわかったとともに、

トランザクティブメモリーが高いチームでは対面での直接対話が多い事実がわかりました。

この研究結果から、組織のパフォーマンスとトランザクティブメモリーの関係性については実証されています。

 

トランザクティブメモリーの2つの活用方法

本項では、トランザクティブメモリーの活用方法を2つ解説します。

これから企業に取り入れる予定の方は、ぜひご参考ください。

1. 対面でのコミュニケーションを増やす

トランザクティブメモリーの数値を高めるにあたっては、対面でのコミュニケーションを増やすことがあげられます。

アメリカの研究結果からわかっているとおり、プロジェクトの成果を上げたチームほど「Face to Faceの対話」を行っていたことが明らかになっています。

そのことからも、メールや電話、チャットだけでなく、対面で行う「言語を超えたコミュニケーション」を図りましょう。

テレワークが推進されているいま、意識的に対面での接触機会を増やす必要があります。

2. 情報共有ツールを導入する

メンバー各々の「誰がなにを知っているのか」を組織内ですべて共有するのは容易ではありません。

そこで導入すべきが情報共有ツールです。

情報共有ツールを導入することにより、各個人のスキルや専門性がデータとして可視化され、ひと目で得意性を理解することができます。

スムーズにトランザクティブメモリーを高められるとともに、円滑なコミュニケーションを可能にします。

なお、情報共有ツールは以下のようなものがあげられます。

  • Chatwork
  • Slack
  • Trello

これら情報共有ツールを使いこなし、トランザクティブメモリーを活用しましょう。

 

トランザクティブメモリーを活用して効率性を向上させよう

本記事では、トランザクティブメモリーの基礎概要、目的や活用方法について解説しました。

トランザクティブメモリーは、組織全体が同じ知識を記憶するのではなく、「誰がなにを知っているのか」という情報を共有することで効果を発揮します。

その目的は組織の活性化や業務の効率化であり、世界各地でトランザクティブメモリーは実証されています。

このトランザクティブメモリーを有効活用するためには、対面でのコミュニケーションの増加や情報共有ツールの導入などが重要です。

ぜひ本記事を参考にし、トランザクティブメモリーを活用して組織の効率化を図りましょう。

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