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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2021/08/30 10:51

経営

組織市民行動とは【従業員/組織】

従業員同士が助け合う素晴らしい会社を目指すためには「組織市民行動」を意識する必要があります。

組織市民行動とは、組織内の従業員が自身の役割ではない範囲の仕事を率先して行う役割外行動のことです。

本記事では、組織市民行動の基礎概要や重要な5つの概念を解説していきます。

 

組織市民行動とは、思いやりによる役割外行動

組織市民行動とは、組織内の従業員が自身の役割ではない範囲の仕事を率先して行う役割外行動のことです。

報酬などの見返りを求めることなく自発的に他者を支援する行動であり、組織を裏から支える重要な存在でもあります。

具体的な行動としては、オフィスの掃除を率先して行う、遅れている仕事を肩代わりするなどがあげられます。

なお、この概念はインディアナ大学の教授である「デニス・オーガン」によって提唱されたものであり、

英語表記ではOCB(Organizational Citizenship Behavior)と呼ばれます。

また、「デニス・オーガン」によると組織市民行動は以下のように定義されています。

「従業員の行動のうち、彼らにとって正式な職務の必要条件ではない行動で、それによって組織の効果的機能を促進する行動。

しかもその行動は強制的に任されたものではなく、正式な給与体系によって保証されるものでもない」

このことから組織市民行動は、従業員自らの意志で行動する思いやりであることがわかります。

 

組織市民行動の重要性

時代の変化により近年の日本では、成果主義やジョブ型雇用が増加しています。

各従業員が専門性の高い業務を行うことで組織全体のパフォーマンス向上を目指すものですが、

その弊害として「誰にも割り当てられていない仕事」は放置される傾向があります。

どれだけ生産性やパフォーマンスが上がったとしても、細かい仕事が放置され続けてしまうとトラブルが起こりかねません。

そんな現代においては、見返りを求めない組織市民行動が重要視されています。

従業員同士が自発的に助け合うことで、結果として組織全体のパフォーマンス向上につながるのです。

 

組織市民行動における5つの概念

組織市民行動における5つの概念として、「デニス・オーガン」は以下のように提唱しています。

利他主義

利他主義とは、自身の利益よりも他者を優先することを意味します。

困っている人に対する自発的な思いやりであり、欠勤した同僚の仕事を手伝う、自発的に部下をフォローするなどがあげられます。

誠実性

社会人としての常識を守る行動が誠実性に当てはまり、部署や組織に対して貢献を行います。

例えば、組織内のルールは必ず守る、上司から言われたとおりに業務をこなす、常に真剣で仕事をサボらない、といったことが考えられます。

スポーツマンシップ

スポーツマンシップとは、自分の思い通りに実行できなくても、現状を受け入れて最善を目指す行動のことです。

具体的には、仕事が忙しくても不満をもらさない、誰かがミスをしても過度に責め立てないなどがスポーツマンシップに該当します。

なお、スポーツマンシップには納得できない仕事を我慢することも含まれますが、明らかに秩序が乱れていた場合はこの限りではありません。

礼儀正しさ

他者を尊重して正当な要求や権利を主張する、業務に関わるコミュニケーションを適切に行うなどが礼儀正しさです。

具体的な行動としては、業務上の報連相をしっかり行う、組織内の人間関係が乱れないよう気にかける、といった行動があげられます。

市民の美徳

市民の美徳とは、組織内の従業員として責任感を持って行動することを指します。

直接仕事として与えられていなくても、組織で働く上で重要だと判断した場合に積極性を持って行動します。

会社の業績を上げるために自ら勉強する、与えられた仕事以上の成果を常に目指すなどが市民の美徳に該当します。

 

組織市民行動を推進させる2つの方法

組織市民行動を推進させるには方法が2つあります。

組織内にビジョンを浸透させる

組織内に明確なビジョンを浸透させることで、組織市民行動を推進させます。

目指す方向性を示して従業員に意識してもらうことにより、各従業員の責任意識が上昇するはずです。

組織一丸となって取り組んでいくためにも、組織内にビジョンを浸透させましょう。

OJTを導入する

OJTを導入することで組織市民行動を推進させることができます。

OJTとは、「On-the-Job Training」の略であり、実践をとおして業務知識を身につける育成方法のことです。

上司が部下を気にかけながら働き方を指導することにより、「利他主義」を助長させる効果があります。

また、部下は上司に対して「教えてもらった分なにかで返したい」という感情が湧くため、組織市民行動の推進につながります。

 

組織市民行動を目指して体制を整えよう

ここまで、組織市民行動の基礎概要、重要な5つの概念を解説しました。

組織市民行動は、組織内の従業員が自身の役割ではない範囲の仕事を率先して行う役割外行動であり、現代の日本企業にとっては非常に重要となります。

組織市民行動の概念として、「利他主義」「誠実性」「スポーツマンシップ」「礼儀正しさ」「市民の美徳」の5つが考えられます。

これら組織市民行動を推進するためにも、ぜひ本記事を参考にして組織内の体制を整えましょう。

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