2021/03/30 20:13
経営
エニアグラムとは【人材育成/適性診断】

社員の性格を分析し、「気づき」を促すのに役立つのが、「エニアグラム」と呼ばれるフレームワークです。
エニアグラムを通じ、社員が「今の自分」を知ることで、自分の課題や理想像を捉えることができます。
この記事では、エニアグラムの基本的な考え方や、9つの性格類型について解説していきます。
エニアグラムとは?社員の性格分析のフレームワーク
エニアグラム(enneagram)とは、社員の性格を9つの類型に分類し、自己成長を後押しするためのフレームワークです。
エニアグラムは、円周上に9つの点を持つ円と、それぞれの点を結ぶ線でできた図形です。
円周上の点には1~9までの番号が振られており、それぞれの点が象徴的意味を持ちます。
エニアグラムの歴史は古代ギリシアや古代エジプトにまでさかのぼり、元は「宇宙万物の本質」を表す図形だと考えられていました。
現代のビジネスシーンでは、エニアグラムの考え方を社員の性格分析に応用し、人材育成や適性診断に活用しています。
エニアグラムを使うことで社員に「気づき」を促す
エニアグラムを使うメリットは、社員の自己理解を深め、成長を促せる点です。
エニアグラムに基づく性格分析は、「これまで自分がどんな考えや感情に基づいて行動してきたか」を明らかにします。
エニアグラムを通じて自分の性格類型を知ることで、社員は「気づき」を得られ、自分の本当の価値や課題、伸びしろを発見できます。
また、自分や周囲の社員の性格類型を理解することによって、より円滑なコミュニケーションが可能になるというメリットもあります。
エニアグラムの9つの性格類型
それでは、エニアグラムの9つの性格類型をひとつずつ見ていきましょう。
まず、エニアグラムには「本能(腹)」「感情(心)」「思考(頭)」の3つのエネルギーセンターがあり、それぞれさらに3つの性格類型に分けられます。
エニアグラムに基づき性格分析を行うときは、以下の表を活用してください.
エニアグラムの仕組みを理解し、性格分析に役立てよう
エニアグラムとは、社員の性格を9つに分類した図表です。
近年、日本のビジネスシーンでは、社員の人材育成や適性診断にエニアグラムを活用するケースが増えています。
エニアグラムをそのまま社員に当てはめるのではなく、エニアグラムの性格分析をきっかけとして、
「自分はどのような人間か」「自分にはどんな役割が向いているか」といった気づきを促すことが大切です。