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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2020/10/27 14:39

経営

リーダーシップの形態について

現代のリーダーシップには様々な形態があります。

1960年代のコンティンジェンシー理論により、

理想的なリーダー像とは、組織の置かれた環境や条件によって異なることが示されました。

不確実性が高まる市場で競争優位性を創出するには、組織のリーダーが状況に応じて

異なるスタイルのリーダーシップを発揮しなければなりません。

本記事では、現代のリーダーシップの6つの形態について解説します。

 

リーダーシップの6つの形態

古代ギリシアから現代まで、時代と共に組織のリーダーのあり方は多様化し、様々なリーダーシップ論が提唱されてきました。

1990年代以降の現代的なリーダーシップの形態は、次の6種類に分類できます。

1. ビジョン型:チームが進むべき方向性を示す

「ビジョン型」のリーダーシップの持ち主は、組織に対して目標やビジョンを示し、周囲の人を動かしていきます。

組織構成員をモチベートしたり、帰属意識を高めたりするのに長けたリーダーです。

不安定な変革期にある企業や、急成長を遂げつつある企業において重宝され、組織の進むべき方向性を示します。

2. コーチング型:メンバーのポテンシャルを引き出す

司令塔としてメンバーのサポートに徹するのが、「コーチング型」のリーダーです。

メンバーと1対1の関係を築き、個々の強みや持ち味が活きるようサポートして、チーム全体のパフォーマンスを高めます。

このタイプのリーダーは、とくに洞察力やコミュニケーション能力に優れます。

豊富な経験とスキルがあり、高いモチベーションを持つメンバーが多い組織に適したリーダー像です。

3. 関係重視型:メンバーとの信頼関係を築く

人間関係を調整するのがうまく、居心地のよい組織を作り出すのに長けているのが、「関係重視型」のリーダーです。

「関係重視型」のリーダーは、メンバー1人ひとりと信頼関係を築き、メンバーと同じ目線でプロジェクトに参画します。

コミュニケーションにコストが集中するため、急進的な改革や目標達成には向いておらず、

プロジェクトが失敗した際のリーダーの責任も曖昧です。

良好な人間関係を構築が得意な「関係重視型」のリーダーシップは、

ほかの形態のリーダーシップと併用するケースが多いでしょう。

4. 民主型:メンバーから広く意見やアイデアを集める

メンバー1人ひとりの意見に耳を貸し、プロジェクトへの積極的な参画を求めるのが、「民主型」のリーダーです。

多種多様な考えやアイデアを拾い上げ、新事業の創出やイノベーションを起こすのに長けたリーダー像です。

雑多な意見が集まるため、組織全体の意思決定に時間がかかる傾向があるでしょう。

メンバー間の意見の衝突も起こりやすく、人間関係を調整する能力も求められます。

5. ペースセッター型:リーダーが率先してハードワークする

リーダーが組織のペースセッター(先導者:pacesetter)となり、

自ら率先してハードワークしてフォロワーにお手本を示すのが、「ペースセッター型」のリーダーです。

いわゆる「自分でなんでもやる」タイプのリーダーで、リーダー自身の経験やスキルが豊富なら、

短期間で大きな成果を挙げられます。

組織全体に成功イメージを植え付け、構成員を引っ張っていくカリスマ性にも優れています。

しかし、メンバーのモチベーションが低く、1人ひとりの経験やスキルが不足している場合は

リーダーシップが機能せず、空回りしがちです。

6. 指示命令型:リーダーに強大な権力が集中する

「指示命令型」のリーダーには、大きな権限や決定権が集中しています。

各メンバーを命令に従わせることで、短期間での目標達成を目指します。

「指示命令型」はオールドスタイルのリーダーシップですが、危機的状態に陥った組織や、

急進的な改革が必要な組織では今でも有効です。

しかし、「フォロワーの強みや持ち味を活かしづらい」「優秀なNo.2や後継者が育たない」など、

長期的に見るとデメリットも多いリーダー像といえるでしょう。

 

今度求められるリーダー像は?フォロワーとの関係構築が重要

リーダー像は多様化しつつありますが、それでも共通点がひとつあります。

リーダーシップとは、組織の目標達成のため、フォロワーの自発的な行動を促すためのスキルです。

どのような形態のリーダーシップでも、フォロワーとの関係構築が欠かせません。

組織のリーダーは「どのようにリーダーシップを発揮するか」という観点ではなく、

「どのようなフォロワーの行動が目標達成に結びつくか」という観点で考える必要があるでしょう。

組織の置かれた環境や条件によって、理想的なリーダー像は異なります。

たとえば組織が危機的状況にある場合は、迅速な意思決定を行い、フォロワーに素早く問題に対処してもらう必要があります。

「民主型」や「関係調整型」のリーダーよりも、「ビジョン型」や「ペースセッター型」のリーダーが適切といえるでしょう。

組織の置かれた状況や、フォロワーとの関係構築を基準として、リーダーシップを使い分けてください。

 

リーダーシップを使い分けて自分らしいリーダーになろう

現代のリーダーシップは、大きく分けて6つの形態に分けられます。

コンティンジェンシー理論によると、どの組織でも唯一最善となるリーダー像は存在しません。

理想的なリーダー像は、組織のフォロワーをどのように動かし、目標達成につなげたいかによって決まります。

組織の置かれた状況に合わせて、異なるスタイルのリーダーシップを使い分けることが大切です。

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