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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2020/10/27 14:25

経営

組織の社会的特性について

会社や企業は「組織」の一部です。企業組織をマネジメントしていくために、まず組織の特徴や成り立ちを理解しましょう。

人間社会は自然発生的な「共同体(コミュニティ)」と、人工的に構成された「人工的社会」の

2種類に分類できますが、企業組織はこの2つの社会的特性を併せ持っています。

本記事では、組織の2つの社会的特性と、企業組織のマネジメントについて解説します。

 

組織とはなにか?組織を成り立たせる3つの要素

人がただ集まっただけの状態は「集団」と呼び、組織とはいいません。

「組織」という言葉を定義づけるため、経営管理論における「組織の3要素」を解説します。

1.組織目的:組織には共通の目的がある

組織目的とは、メンバー間で共有されている共通目的を意味します。

共通目的があることで、組織に方向性が生まれ、メンバーが1つにまとまります。

企業組織でいえば「企業理念」が該当します。企業が存続するために、社員を1つにまとめる企業理念が欠かせません。

2.貢献意欲:組織には互いに協力する意思がある

貢献意欲は協働意思とも呼ばれ、組織のメンバーが互いに協力する意思を持っている状態です。

共通目的があっても、協働意思がなければ組織は存続は難しいでしょう。

会社組織でいえば、会社のビジョンを理解し、主体的に貢献しようとする従業員が多いのが「貢献意欲」の高い状態です。

3.情報共有:組織にはコミュニケーションの手段がある

組織の3要素の3点目は「情報共有」です。組織が共通の目的を持ち、互いに協働していくためには、

円滑なコミュニケーションが欠かせません。

企業組織において、メンバー間の意思疎通がうまくいかなければ、業務効率が低下します。

つまり、組織というのは、組織全体が同一の目的を共有し、協働の意思とコミュニケーション手段を兼ね備えたグループを意味します。

 

組織が持つ2つの社会的特性

人間社会は、社会集団としての「共同体(コミュニティ)」と、専門家集団としての「人工的社会」の2つに分類できます。

企業組織をはじめとした組織は後者にあたりますが、前者の社会的特性も兼ね備えています。

1.自然と発生する共同体(コミュニティ)

共同体とは、自然発生的に生まれた社会集団の形態で、もっとも一般的な例は血縁関係で結ばれた「家族」です。

共同体に見られる特徴は、自分を犠牲にし他者が利益になるよう図る「利他性」と互いに助け合おうとする「相互扶助」の2点です。

家族が自己犠牲な行動をとることがあるように、共同体ではしばしば個人の事情よりも組織の事情が優先されます。

2.個人が人工的に集まった人工的社会

人工的社会は共同体と違い、先天的に所属するかどうかが決まっておらず、個人の自由意志で加入できる組織です。

会社組織も人工的社会の一種です。人工的社会では血縁関係の代わりに、組織として目指すべき共通の目的によって結び付けられます。

人工的社会の特徴は、合理性と利益追求の2点です。

人工的社会の存在意義は目的達成であり、そのために合理的な手段や計画性が求められます。

しかし、会社組織も人間が集まった組織である以上、完全に合理的であるわけではなく、共同体に似た性格を併せ持っています。

企業組織のマネジメントにおいて、組織の共同体としての特性は無視できません。

 

企業組織のマネジメントに必要な3つの要素

組織の成り立ちや社会的特性について学んだうえで、どのように企業組織をマネジメントすればよいか、

その3つのポイントを解説します。

1.組織文化:社員の行動や考え方を決める

組織文化とは、社員の行動や考え方を無意識に左右する風土や土壌のことです。

会社組織でいえば「社風」や「会社のカラー」が該当します。

目的達成に向けて、社員の貢献意欲を高めるには、組織の理念やビジョンを共有し、組織風土を育む必要があります。

2.組織構造:社員へのロールの割り当て

組織文化と違い、組織構造はルールが明文化されています。

組織構造は、組織図を活用し、組織全体の階層や指揮命令系統を示したものです。

組織構造を決めることで、企業の目的達成のための自分の役割や立ち位置が明らかになります。

3.人事システム:社員をコントロールする

人事システムとは、採用管理、労務管理、給与管理といった人事に関わるシステムの総称です。

人事システムの役割は、個人の行動や考え方を直接コントロールすることです。

たとえば、個人の成果より、チームへの貢献度を重視する評価制度を導入すれば、

社員は互いへの協力・協働を優先するようになります。

企業組織を長く存続させるには、組織の社会的特性や成り立ちを理解したうえで、これら3つのマネジメントを行う必要があります。

 

組織の特性について知り企業組織のマネジメントに活かそう

組織とは、共通の目的があり、互いに協力の意思とコミュニケーションの手段を持つ集団です。

会社組織のマネジメントにおいて、まず組織の社会的特性を理解する必要があります。

組織文化の構築、組織構造の決定、人事システムの整備の3つの観点から、今一度、企業組織のあり方を見直しましょう。

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