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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2022/01/12 07:30

武蔵野社員の奮闘記

男性店長には聞きづらいこと

ケアサービス事業本部部長 光本恵里香

武蔵野に入社して配属されたのは、家庭用ダスキンの第二支店でした。
「どこでもいい」と希望を出していたのですが、新卒の女性社員は内勤に配属されるパターンが多いので、ダスキンに決まったのはやや意外でした。

あとで小山からはこう言われました。
「光本さんは水上スキーの部活ばっかりやっていたから、重い荷物を持てるはず。
最初から内勤じゃなくてダスキンに配属するつもりで入社させた」

前回お話したように、私は大学で体育会の水上スキー部に所属していました。
水上スキーを運転する前には、1本50キロあるガスボンベを自分で運ぶ必要があります。
ボンベに比べれば、ダスキン家庭用のモップは荷物のうちにも入りません。
小山は冗談めかして言っていましたが、案外本気で荷物持ち要員で入社させたのかもしれません(笑)

ちなみに親はこの配属をあまり喜んでいませんでした。
「家庭用のルートで、モップを配達するよ」と話したら、「大学を卒業してまでやる仕事なのか」と心配されました。
私はもともと身体を動かすことが好きで、デスクワークが偉いという感覚もありません。
「世間はそういうふうに考えるんだ」と不思議に思ったことを覚えています。

実際にやってみると、ルートの仕事自体は自分に向いていました。
運よく成果も出せて(その理由は次回にお話しします)、とてもいいところに配属してもらえたと思いました。

少し寂しかったのは、第二支店に配属された新卒が私一人だったことでしょうか。
同期は約20人いて、普通は1支店に2~3人が配属されるのですが、その年の第二支店は私だけ。
同期の集まりがあるときには一人で行かなくてはならず、他の同期たちを見てうらやましいなと思ったりもしました。

ただ、一人だからよかった面もあります。
新卒が2~3人配属されても、店長は一人しかいません。
そのため指導が行き届かなかったり、誰かが後回しになりがちです。
(そのことは自分が店長になったときに経験しました。次の次の回にお話しします!)

一方、私は一人だったので最初からたっぷり手をかけて育ててもらえました。
これは本当にラッキーだったと思います。

あと、ベテランの女性の先輩がいたことも心強かったです。
私が配属されたときの店長は、男性の何(か)さんでした。
何さんはルートの仕事について丁寧に教えてくれました。
ただ、男性ゆえに私から聞きづらいこともありました。

たとえば服装です。
当時、ルートマンは服装が自由でしたが、もちろんNGの服装もあります。
男性の服装ならそのまま何さんに聞けばいいでしょう。
しかし、「キュロットはいいのか悪いのか」といったことはどうも聞きづらいのです。

こうしたときに頼りになったのが、女性外交員の馬場さんや松葉さんでした。
お二人とも20年くらいお勤めのベテランで、性格がオープン。
女性ならではの細かいことも親切に教えていただき、安心して働くことができました。

お二人には、よく飲みにも連れて行ってもらいました。

当時の武蔵野は残業削減をやる前で、普段は夜9、10時まで仕事をしていました。
入社して1カ月くらいしたときに最初のアセスメントがありましたが、それが終わったのは12時過ぎでした。

私は体力があるほうなので、残業続きでダウンする心配はしていませんでした。
ただ、自分の自由な時間がなくなると精神的にストレスが溜まってきます。
馬場さんや松葉さんは、私のそういう姿を見て飲みに誘ってくれるのです。

第二支店は東伏見にありましたが、飲むときは三鷹か武蔵境でした。
始まりは9時10時で、翌日も仕事があるのでそんなに深酒はしません。
でも、一人で支店に配属された私にとって、その数時間は癒しを感じる貴重な時間でした。

あらためて馬場さんと松葉さんには感謝を申し上げたいと思います。

次回は“お世話になった上司とケンカ”

次回もお楽しみに!

 

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