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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2021/11/16 22:21

経営

社員の人事評価はどう進める?評価制度を活用するときのコツや失敗を避ける方法を徹底解説!【人事評価制度/企業経営】

1.人事評価制度を上手に活用するコツは?

人事評価制度は、さまざまな業種の企業が取り入れています。

このような制度の導入は、日本企業の評価のスタイルが変わるのに伴って徐々に増えてきました。

多くの日本企業が取り入れてきた年功序列制の人事評価は、年齢や勤続年数といった明確な基準で給与や昇進が決まるのが特徴です。

年功序列制を廃止する企業が増えてからは、年齢や勤続年数に代わる人事評価の基準が必要とされています。

人事評価制度を上手に活用するコツには、次の3つが挙げられます。

業種に合った基準を取り入れる

自社の業種に合った基準を取り入れることは、人事評価制度をスムーズに導入、活用するために必要不可欠です。

日本の企業が導入を始めている人事評価制度は、能力、業績、情意といった数種類の基準を設けて社員を評価する内容になっています。

このような基準のうち、どの項目をとくに重視しているかや、実際に判断するときのチェックポイントなどは、企業によってさまざまと言えます。

たとえば、営業職の人事評価では、「顧客と良好な関係が築けること」などを社員の能力をチェックするときのポイントにしていることが多いです。

 

一方、システムエンジニアなどの技術職の場合は、納品物の品質や技術的な知識などをチェックポイントにしているケースがあります。

人事評価のポイントは業種によって大きく変わるため、導入の際には自社の業務にマッチしている基準かどうかをしっかりと見極めましょう。

導入前のプランニングに時間をかける

事前のプランニングを時間をかけておこなうことも、人事評価制度の導入を円滑に進めるコツです。

プランニングのプロセスでとくに力を入れたいのが、評価方法の選択です。

人事評価には、目標管理制度(MBO)やコンピテンシー評価などの複数のアプローチがあります。

目標管理制度(MBO)は、本人があらかじめ目標を決め、どのくらい達成できているかをチェックするアプローチです。

コンピテンシー評価は、職務能力に優れている人の一般的な特性と比較しながら評価をおこないます。

どのようなアプローチが最適かは、企業によってケースバイケースです。

自社の経営スタイルや業務内容などを考えて、社員が納得できるような制度をプランニングすることが、人事評価制度を導入するときには大切です。

導入後も定期的に成果や問題点をチェックする

人事評価制度を導入した後は、予想した通りの成果がでているかどうかを定期的にチェックします。

このような作業をコンスタントにおこなわないと、評価制度に問題点があるときに対応が遅れる可能性がでてきます。

企業の経営スタイルや業務内容は、社会情勢などの影響で後に変わることもありますよね。

最初に導入した人事評価制度を見直さないまま運用していると、次第に経営の実態にかみ合わなくなってしまうことがあるかもしれません。

定期的にチェックをおこなえば、こういった問題にもいち早く気づくことができるでしょう。

人事評価制度などの社内の制度は、実際に導入してからでないと良し悪しが判断できないケースも多々あります。

導入後は、運用を続けながら問題点や見直すべき部分がないかどうかをしっかりとチェックしていきましょう。

 

2.人事評価制度を導入した後に期待できることは?

人事評価制度を積極的に取り入れる企業が増えているのは、この制度にさまざまなメリットが期待できるからです。

主なメリットを、ここではまとめてみました。

社員のモチベーションがアップする

社内の評価制度で自分の能力やスキルが正当に評価されると、社員の仕事へのモチベーションがアップすることが多いです。

努力したことがきちんと評価される仕組みになっていれば、社員が「次はもっと頑張ろう」といった前向きな気持ちになることが予想されます。

こういった社員が増えると、企業の業績も自然に上がるかもしれません。

社員の一人ひとりが結果に納得できるような公平な評価制度なら、

社員同士の人間関係が悪化したり、社内の雰囲気が悪くなったりするリスクも少なくなるでしょう。

社員を管理しやすくなる

人事評価制度を導入すると、社員の管理もしやすくなるのが一般的です。

定期的におこなう人事評価で社員の能力やスキル、行動傾向などが把握できれば、人事異動や配置転換などをする際にも便利です。

実際、人事評価の結果を参考にすると、社員同士の能力がお互いに補えるような配置を考えたり、

特定の能力がある人を集めて新たにチームを結成したりすることも、それまで以上にスムーズにおこなえる可能性があります。

能力を活かせるような部署に社員を移動させて、戦力となる人材を育てたいときにも人事評価の結果が役立ってくれます。

上司と部下のコミュニケーションの機会が増える

評価制度を導入したことがきっかけとなり、上司と部下のコミュニケーションの機会が増えるケースは実際に少なくありません。

人事評価をする際には、直属の上司などにヒアリングをおこなって社員のチェックをするケースも多々あります。

評価を任された場合、よりその社員について知ろうと、部下とのコミュニケーションを積極的にとろうとする上司もいるでしょう。

こういった行動をとる社員が社内で増えれば、上司と部下のコミュニケーションがそれまでよりも活発になる可能性があります。

上司が部下の問題をより早く把握できるようになったり、チームワークがとりやすくなったりすることも、

評価制度を導入した場合に期待できるメリットです。

社員との信頼関係が築きやすくなる

公平な人事評価制度は、経営者と社員の信頼関係を築くのにも役立ってくれる可能性があります。

「自分は正しく評価されている」と社員が感じれば、途中で離職をする人が減るかもしれません。

また、正当に評価がおこなわれる企業では、「積極的に会社に貢献したい」という気持ちをもつ社員も増えてくることが考えられます。

このような変化は、社員同士のチームワークが業績に大きく影響する中小企業ではとくに大きなメリットになるでしょう。

経営者への信頼が高まることは、ときに業績のアップにもつながります。

 

3.人事評価で失敗しないために押さえておきたいこと

人事評価は、進め方によっては失敗をしてしまうケースもあります。

このような失敗を避けるために押さえておきたいのが、次のようなポイントです。

社員の不満に敏感になる

経営者は、社員の不満に常に気を配ることが大切です。

人事評価制度の失敗で多いのが、経営者が気づかないうちに社員の不満が高まってしまうパターンです。

業績が正しく評価されないような基準を設けていると、知らない間に社員が抱える不満やストレスが大きくなっていることもあります。

また、極端な基準を設けることも社員の不満を煽る一因になりかねません。

日本の場合、欧米のような成果主義に偏った人事評価はなかなか社員に受け入れられないケースもあります。

人事評価制度を導入したことで社員のプレッシャーが大きくなり、欠勤などが増えると期待していたようなメリットが得られない可能性があります。

評価の基準を曖昧にしない

評価の基準を曖昧にしないことも、人事評価の失敗を避けるうえでの重要ポイントです。

基準が明確でないと、自分が受けた評価について疑問を感じる社員もでてくる可能性があります。

このような状況を避けたいときは、評価のチェックポイントなどを社員にひと通り公開しておくのがひとつの方法になるでしょう。

具体的なチェックポイントがわかれば、社員も自分が受けた評価が現実に合っているかどうかを判断しやすくなります。

人事評価の基準を明確にすることは、評価の公平性を保つうえでも重要です。

また、基準を公開すると、会社が求める能力やスキルを社員に理解してもらえる場合があります。

評価の基準を公開することにはいろいろなメリットがあるため、企業には人事評価シートなどを社員と共有して基準をオープンにしているところもあります。

人事評価の基準を社員にどのくらい公開するかについても、事前のプランニングの段階でよく考えておきましょう。

評価する側のスキルアップを欠かさない

人事評価では、評価をする側の能力やスキルも問われます。

評価の基準を入念に絞り込んで設定していても、実際に評価を担当する社員の判断が正しくないと間違った評価をしてしまう可能性がありますよね。

実際、担当者の能力やスキルに差がある場合には、さまざまな問題が生じてきます。

たとえば、担当者による評価の差が大きいと、社員が疑問をもったり不満を感じたりすることがあるかもしれません。

こういった問題が起こったときには、企業全体への信頼が失われる可能性も無きにしも非ずです。

 

人事評価シートのテンプレートなどを使用する場合も、評価をおこなう社員に対してはしっかりと教育をおこなっていく必要があるでしょう。

評価者の能力やスキルを高める取り組みとしては、社内研修などが挙げられます。

こういった研修では、人事評価を担当する社員を集めて評価の基準や評価方法などについてあらためて確認をおこないます。

基準をひと通り理解していても、実際に評価の業務をこなすなかでは、担当者が判断に迷ってしまうケースも少なくありません。

定期的な研修があれば、疑問点などをその都度担当者が確認できるでしょう。

 

4.経営にも影響を与える人事評価制度は慎重に選んで活用しよう

企業経営に大きな影響を与えかねない人事評価制度は、内容をよく吟味して慎重に選ぶ必要があります。

適切な評価をおこなって社員の一人ひとりが満足して働ける職場を作り上げれば、業績アップなどの喜ばしい変化が現れる可能性もあります。

業種別の評価の基準や評価方法の種類などをひと通りチェックして、自社に適した制度を導入、活用していきましょう。

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