2021/02/04 22:45
経営
フォロワーシップとは【組織づくり/人材育成】
組織のパフォーマンスを高めるために大切なのは、リーダーシップだけではありません。
部下やチームメンバーがリーダーを自律的に支え、
目標達成のために自ら働きかける精神のことを「フォロワーシップ」といいます。
フォロワーシップが盛んな組織ほど、チームとしての一体感が高まり、業績アップやイノベーションの創出につながります。
この記事では、フォロワーシップの考え方やリーダーシップとの違い、なぜフォロワーシップが必要なのかを解説していきます。
フォロワーシップとは?組織を動かすのはリーダーだけではない!
フォロワーシップ(Followership)とは、
チームメンバーがリーダーを自律的に支え、チームの目標達成のために主体的な貢献をする働きかけのことです。
ここでは、フォロワーシップの意味やリーダーシップとの違いを解説します。
フォロワーシップとリーダーシップの5つの違い
リーダーシップとは、チームメンバーへの働きかけによって目標達成のための道筋やビジョンを示すこと、
それに対しフォロワーシップはリーダーをサポートし、目標達成に向けて主体的に提言や貢献を行っていく姿勢を意味します。
リーダーシップとの違いは次の5点です。
フォロワーシップとリーダーシップは対立するものではありません。
リーダーとメンバーが互いに補完し合いながら、チームの機能を高めることが大切です。
フォロワーシップの5つの類型
フォロワーシップを発揮するチームメンバーのことを「フォロワー」と呼びます。
フォロワーには、大きく分けて5つの類型があることが知られています。
フォロワーにはさまざまな類型があります。フォロワーシップを養成するときは、フォロワーの類型に合わせた働きかけが必要です。
たとえば、模範的フォロワーは将来のリーダー候補となりうるフォロワーであり、
マネジメント研修などハイレベルな働きかけを行っていく必要があります。
一方、順応型フォロワーや消極的フォロワーは、主体性や当事者意識が乏しいため、
やる気やモチベーションを引き出し、責任感を持って業務に取り組めるような働きかけが必要です。
フォロワーシップはなぜ必要か?現場の管理職は手一杯に
なぜ、今リーダーシップだけでなくフォロワーシップが必要だといわれているのでしょうか。
その背景として、部下のマネジメントをしながら現場の仕事にも関わる「プレイングマネージャー」が増加し、
管理職が手一杯になってしまっているという現状があります。
産業能率大学総合研究所の「上場企業の部長に関する実態調査(2019年)」によると、前回調査と比べ、
「業務量が増加している」という課題を認識しているマネージャーは、全体の45.5%に達しています。
また、部長としての悩みについてのアンケート(複数回答)で、「職場の(or自分の)業務量が多すぎる」と
回答したマネージャーは、全体の24.1%でした。[注1]
管理職の業務量増加や、プレイングマネージャーの増加により、
組織のリーダーがチームマネジメントに集中できない局面も増えています。
フォロワーが自ら主体的にリーダーをサポートし、組織を動かしていく姿勢が求められています。
[注1] 産業能率総合研究所:上場企業の部長に関する実態調査
フォロワーシップを育て、自ら主体的に動く組織づくりを
フォロワーシップとは、チームのメンバー(フォロワー)が自律的にリーダーを支え、
目標達成のために主体的に貢献していく姿勢のことです。
フォロワーシップとリーダーシップは対立するものではなく、互いの補完していくものです。
近年、プレイングマネージャーが増加し、組織のリーダーが自らの業務に追われ、
チームマネジメントに集中できない局面も増えてきました。
リーダーだけでなく、フォロワーが自ら主体的に動き、組織に貢献していく姿勢が求められます。
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