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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2022/12/27 10:30

経営

オーセンティックリーダーシップとは?意味や経営にもたらすメリット

情報技術の進化や不安定な社会情勢などの影響もあり、企業としての組織の形態はどんどん多様化しています。
そうした中で組織のトップの在り方も変化しており、現在では特に「オーセンティックリーダーシップ」という概念が広まっているのです。

そこで本記事では、強固な組織形成のキーワードとなる、オーセンティックリーダーシップについて解説します。

 

自分の信念にもとづいた指揮を執る姿勢を指す言葉

「オーセンティック(authentic)」を直訳すると、「正真正銘の」「真の」「れっきとした」という意味になります。
一般的な認識としては、オーセンティックリーダーシップとは「本物の指揮能力」を指す言葉です。

オーセンティックリーダーシップの概念が広まった背景には、2000年代初頭に起きた、エンロン社やワールドコム社といった有力企業たちの不正会計による不祥事があります。
日本国内でもカネボウや東芝などの大手メーカーによる粉飾決算がいくつか発覚し、こうした企業たちは次々と経営破綻に追い込まれました。

以来、経営トップ陣の倫理観や道徳観があらためて注目されるようになり、今までのリーダー像にとらわれることなく、自分自身の正義を信じてリーダーシップを発揮することが重要という認識が浸透したのです。

これまでのリーダーシップ理論は、リーダーとしてあるべき行動やスタイルを追求するような理論がほとんどでしたが、オーセンティックリーダーシップは自分自身の価値観や企業として大切にして理念にもとづき、周囲に惑わされることなく指揮を執るということから、「本物の」という意味でオーセンティックリーダーシップと言われています。

 

オーセンティックリーダーシップに欠かせない要素

オーセンティックリーダーシップを発揮するには、いくつもの特性が必要です。

具体的には「自己認識力」「行動力」「自律心」「周囲の人に対する情熱」「親密な人間関係の構築」の5つです。
まず大前提として意識しておくべき姿勢が、リーダー自身が自分の価値観や実現したい目標を理解する「自己認識力」、外的な影響に関係なく行動に移せる「行動力」、正しい道へと自分を律する「自律心」です。

そして人をまとめ上げる働きかけとして、仲間の心を開く「情熱」と、互いに助け合える体制を生み出す「人間関係の構築」を重要視することで、より良い組織形成ができるとされています。

 

オーセンティックリーダーシップが経営にもたらすメリット

ではオーセンティックリーダーシップを通して、実際にはどのような効果に期待できるのか、以下から具体的な例を見ていきましょう。

コンプライアンスの強化につながる

組織におけるリーダーの影響は大きいものであり、確かな倫理観を持って従業員の指導や管理にあたることで、その意識はおのずと社内に浸透していきます。
つまり企業としての理念やスローガンを強く意識した指揮が執れるようになれば、内部統制にもつながるのです。

オーセンティックリーダーシップによるクリーンな経営によって、社内のコンプライアンスを強化できる効果にも期待できます。

良好なコミュニケーションを生み出す

オーセンティックリーダーシップにおいては、周囲の人間との関係性を大切にする能力も必要とされています。
要するにリーダーが積極的に仲間からの信頼を勝ち取ることが重要なのです。

そこでオーセンティックリーダーシップに則って組織のトップが人間関係の構築に力を入れていけば、その分メンバー同士の連携は強くなります。
さらに互いの交流が深まればコミュニケーションも活性化され、情報の共有や意見の交換も活発になる好循環が生み出せるでしょう。

従業員のエンゲージメントを向上させる

オーセンティックリーダーシップの特性にある「周囲の人に対する情熱」を意識することで、組織のメンバーとの距離感は近くなります。

リーダー側から積極的に絆を深める働きかけをすれば、周りの仲間は「この人についていきたい」と思えるようになり、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。
さらにトップにも意見しやすい体制を作ることで、各メンバーにとっては「自分を認めてもらえる」と実感できる環境ができていきます。

多様な人材活用を促進させる

オーセンティックリーダーシップで重要とされている特性は、古くから認識されているような、いわゆる「強い」要素だけではありません。
時には自身の弱みや本音も周りに見せながら信頼関係を作り、自分らしい価値観によって周囲を引っ張っていくのが理想とされています。

オーセンティックリーダーシップを意識することで、従来ではあまり筆頭には挙げられなかった人物像もリーダーの候補に含まれるようになり、より多様な人材活用にもつながっていくでしょう。

 

オーセンティックリーダーシップのデメリット

オーセンティックリーダーシップには多くのメリットがありますが、リスクもあります。
デメリットの例を紹介しましょう。

成長意欲がなくなる

オーセンティックリーダーシップはありのままの自分を貫くことですが、現状に満足して成長を止める可能性があります。
リーダーに成長する意思がなくなれば、メンバーのモチベーションも下がり、ビジネスで結果を出すことは難しくなります。

リーダーのオリジナリティを磨くためには、常に学び続ける姿勢が必要です。
自己投資や目標のアップデートなど、リーダー自身が自分を高める努力をしましょう。

融通が利かなくなる

自分の意志を優先したいあまり、メンバーの意見を聞かなかったり、否定的な意見を出したりするとチームの動きが悪くなります。

今の時代は変化が激しいため、リーダーが柔軟な姿勢をみせないとビジネスでは生き残れません。
部下との関係性は、離れすぎず親しすぎずのバランスが求められます。ただ、「リーダーが何を考えているかわらかない」ほど離れてしまっては、やはりデメリットが大きくなります。

自分らしさを出すことは大切ですが、チームを取り巻く状況を観察し、余計なこだわりは捨てるようにしましょう。

 

オーセンティックリーダーシップで透明性の高い組織へ

働き方改革や法令遵守などに対する意識が高まっている昨今において、オーセンティックリーダーシップは現代における企業には非常に適している概念です。
また、社内の環境改善や人材活用にもつながる要素であり、オーセンティックリーダーシップを通じた組織強化によって、結果的には企業全体のパフォーマンスも向上させます。

時代に取り残されない組織を作るためにも、オーセンティックリーダーシップの意識が重要となるでしょう。

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