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株式会社武蔵野経営サポート事業部

MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2023/03/27 15:51

経営

経営の勉強は何からすべき?勉強方法やコツ・おすすめの本や資格など詳しく解説

読了まで約5分

「経営の勉強をしたい」と考えている企業経営者の方も多いのではないでしょうか。

目まぐるしく変化する市場の中で事業を継続し、生き残るには経営者として経営の勉強が必要です。

本記事では、社長や事業者にとってなぜ経営の勉強が必要なのか、経営の勉強の仕方やコツ、身に付けるべき知識などを詳しく解説していきます。
経営の勉強におすすめの本や資格についても紹介するのでぜひ参考にしてください。

 

社長や起業したい人に経営の勉強が必要な理由

社長やこれから起業したい人に経営の勉強が必要な理由として、以下2点が挙げられます。

  • ビジネスモデルのブラッシュアップが求められている
  • 飽和状態の市場でも事業を継続していく力が必要

具体的な内容をそれぞれ解説します。

ビジネスモデルのブラッシュアップが求められている

インターネットによる情報伝達スピードが加速化した現在、ビジネスモデルの変化も早く、ブラッシュアップしなければ淘汰されかねません。

特に顧客の情報収集スキルは洗練化されており、SNS検索でリアルな口コミ・評判を調べられる時代です。
その結果、商品・サービスを提供する企業側よりも、顧客の知識が豊富になることも珍しくないでしょう。

「自分の悩みを解決したい」と商品・サービスを検索する顧客は、情報伝達スピードの加速化により情報収集の感度が高くなっているため、企業側はビジネスモデルをブラッシュアップする必要があります。
そのために経営者には勉強が必要なのです。

飽和状態の市場でも事業を継続していく力が必要

高度成長期のように、大衆が求める商品を出せば売れる時代は終わりました。
現代は市場が飽和し、人口減少が続いています。
その結果、自社のパイが小さくなり、今以上に競争が激化する可能性も十分に考えられます。

過酷な時代を生き抜くには、顧客を選ぶのではなく、顧客から選ばれる存在になる必要があります。
そのためにも経営者は競合企業に勝ち抜く方法を常に考え、事業継続の施策を策定し、強固な経営力を身に付けることが大切です。経営力を深めるための勉強を行い続け、事業を牽引し継続していく力を持つことが経営者には求められています。

 

経営の勉強方法とは

主な経営の勉強方法として以下があります。

  • 本や動画を利用して独学で学ぶ
  • 実践を通じて経営を学ぶ
  • セミナーや勉強会に参加する
  • コンサルタントサービスに相談する

これらの勉強方法は、自身の性格や状況に合わせて選択しても良いですし、全てを網羅的に実践しても効果的です。

本や動画を利用して独学で学ぶ

忙しい経営者でも、本や動画を利用することで自分のペースで独学できるというメリットがあります。
たとえば移動中に本を読んだり、学べる動画を活用すれば効果的に時間を使えるでしょう。

なお、本を読むなら電子書籍を利用することで、紙の本のようにかさばることなく、数百冊分の書籍を持ち歩けるため便利です。

実践を通じて経営を学ぶ

経営者同士の交渉や交流、人脈作りなどの実践を通じて生きた知恵を学ぶことも一つの方法です。
特に長年、経営に携わってきた経営者からは、「どのように危機を乗り越えたのか」の体験談を聞かせてもらえる可能性があります。
そのような学びは、自身の会社が転機に差し掛かったときにも心強い判断材料の一つになるでしょう。

セミナーや勉強会に参加する

経営者向けのセミナーや勉強会に参加することで、特定のテーマを分かりやすく学べるというメリットがあります。
書籍で学んだ知識をさらに深めたり、書籍が苦手でも耳から聞くことで理解しやすかったりという効果が期待できるでしょう。

参加するセミナーや研修会の具体的な選び方としては、経営に役立つ勉強会やセミナーであり、参加することでベネフィット(自分にとっての利益)を得られるものを中心に選択します。
勉強会の中心人物や講師の経歴の確認も大切です。

コンサルタントサービスに相談する

コンサルタントサービスに相談することで、具体的なアドバイスを得られるというメリットがあります。
ただし相談するコンサルタントによって左右される部分も多いので、「実績豊富かどうか」という観点から選ぶことが大切です。

株式会社武蔵野の経営サポート事業では、中小企業の業績を最短距離で伸ばすための経営コンサルティングを提供しています。
豊富な実績と実践的なプログラムが特徴です。
それぞれの企業が抱える課題や実情を分析して最適なコンサルティングを提供しているため、実践を積みながら経営の勉強に役立てられます。

 

経営の勉強を成功させるコツ

経営の勉強を成功させる主なコツに以下があります。

  • 隙間時間を活用する
  • インプットだけでなくアウトプットを行う
  • 体系的な学習と目の前の課題のバランスを考えて学習する

それぞれ解説していきます。

隙間時間を活用する

経営者が忙しい中で勉強するには隙間時間の利用が大切です。
時間作りのポイントとして効果的なのは、最適な学習方法の選択、学びの常態化、出口戦略の3点です。

最適な学習方法の選択とは、隙間時間に合わせた学びを用意するということです。
たとえば隙間時間がわずかな場合は尺の短い動画、余裕がある場合は長時間の動画や電子書籍による学びが効果的です。

学びの常態化とは、隙間時間に即学べる状態にするということです。
そのために紙の書籍はカバンに1冊、電子書籍はスマートフォンアプリをすぐ開ける状態にするなどの工夫が必要になります。

出口戦略とは、最初に目的を決めるということです。
たとえば「何月何日までに1冊本を読み切る」「何月何日までに動画を全て見る」などです。
後述する資格試験を目指す場合は、いつの試験を受けるのかを決めることで出口が明確になります。

インプットだけでなくアウトプットを行う

知識の習得にはインプットだけでなく、アウトプットも必要です。
アウトプットのコツは、インプットしながらの実践です。
少なくともその意識を保つことにより、「この知識はここで使える」といったアイディアにつながりますし、実際のアウトプットによって理解が深まるでしょう。

体系的な学習と目の前の課題のバランスを考えて学習する

体系的な学習と、課題に結び付くピンポイントな学習のバランスが重要です。
まずは体系化された理論を学んで全体像を把握した後、ピンポイントの知識を深めることで、経営者としてバランスよく能力を高められます。

 

経営の勉強で身に付けるべき3つの知識

経営の勉強で身に付けるべき3つの知識には以下があります。

  1. 経営に関する数字や企業会計
  2. 企業の組織内に対する経営
  3. 企業の組織外に対する経営

それぞれの知識の内容について解説していきます。

1.経営に関する数字や企業会計

経営者として経営に関する数字や企業会計の理解は欠かせません。
企業は数字に置き換えて管理されているからです。主に学びを深めたい内容は以下です。

  • 簿記の基礎知識
  • 決算書(貸借対照表や損益計算書)作成の基礎
  • 決算書の読み方の理解

経理部の社員が仕分けを行っていたり、外部の税理士が決算書を作成していたりする場合も、経営者として基礎知識を身に付けることは大切です。

また、決算書の読み方に関しては経営状態を把握し、今後の方向性を決定するためにも重要です。

2.企業の組織内に対する経営

組織内に対する経営の知識で大切なものは以下です。

  • ビジネスモデルのブラッシュアップ
  • マネジメント
  • ミッション(理念)
  • 設備
  • 技術

ビジネスモデルをブラッシュアップする方法、従業員のマネジメント、ミッションの作成と共有方法、自社の設備状況と技術レベルなど、あらためて組織内の学びを深めることが大切です。

3.企業の組織外に対する経営

組織外に対する経営の知識で大切なものは以下です。

  • プロモーション戦略
  • 金融機関との付き合い方
  • 取引先との交渉方法

広告宣伝戦略の内容や、銀行など金融機関とのスムーズな付き合い方、取引先との交渉の仕方などが対象となります。
組織外の学びは実践を通して身に付く内容が多いため、適切なアウトプットが重要です。

 

経営の勉強におすすめの本3選

経営の勉強におすすめの本として、以下の3冊を紹介します。

  1. グロービスMBAマネジメント・ブック
  2. マネジメント[エッセンシャル版]
  3. 世界標準の経営理論

1.グロービスMBAマネジメント・ブック

出典:グロービス経営大学院

グロービスのMBAシリーズは、MBAで学ぶエッセンスがコンパクトにまとめられています。中でも「マネジメント・ブック」は経営学の知識を幅広く解説しています。「経営について何から学べばいいのだろう」と思っている方におすすめです。
書名:グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】
著者:グロービス経営大学院
出版社:ダイヤモンド社
出版年月日:2008年8月29日

2.マネジメント[エッセンシャル版]

出典:ダイヤモンド社

ピーター・F・ドラッガーが自身のマネジメント論を体系化した大著の入門書です。マネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、中長期的な戦略などが解説されています。マネジメントの意味を知り、学びを深めたい方におすすめです。
書名:マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則
著者:ピーター・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
出版社:ダイヤモンド社
出版年月日:2001年12月14日

3.世界標準の経営理論

出典:ダイヤモンド社

世界標準の経営理論は、世界の経営学の叡智が詰まっている良書です。各章完結の構成なので、必要な情報に素早くたどり着けるでしょう。分かりやすく経営を知りたい方におすすめです。
書名:世界標準の経営理論
著者:入山章栄
出版社:ダイヤモンド社
出版年月日:2019年12月12日

 

経営の勉強につながるおすすめの資格

資格がなくても起業や経営は可能ですが、適切な判断やスキルの取得、取引先との信頼関係の構築のために資格取得は役立ちます。経営の勉強におすすめの資格を3つ紹介します。

中小企業診断士

中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格です。
試験科目に「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」などが含まれているため、経営者にとって必要な知識を体系的に学ぶことができます。

試験内容はマークシート形式の1次試験、記述試験と面接試験の2次試験があり、合格率は次・2次ともに20%前後です。
2次試験合格者は4%ほどなので難易度が高い資格といえるでしょう。

ビジネスマネジャー検定

ビジネスマネジャー検定は管理職(マネジャー)の土台作りのための資格です。
「人と組織のマネジメント」「業務のマネジメント」「リスクのマネジメント」を効果的に習得できるので、マネジメントの知識を深めたい経営者におすすめです。

公式テキストと問題集で学習し、100点満点中70点以上で合格できます。
比較的取得しやすい資格の一つといえるでしょう。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定とは、特定の業種・業界にとらわれない共通のマーケティング知識の習得を目的とした資格です。
幅広いマーケティング知識を身に付けたい経営者におすすめです。

基礎レベル、実際に業務運営ができるレベル、戦略立案や判断業務ができるレベルの3段階が設けられており、試験は年4回実施されます。
比較的取得しやすい資格です。

 

経営の勉強を継続し企業の成長につなげよう

社長やこれから起業したい方にとって、ビジネスモデルのブラッシュアップや、事業を継続する力を身に付けるためにも経営の勉強が必要です。

経営の具体的な勉強方法には、本や動画、実践、セミナーや勉強会、コンサルタントへの相談などがあります。
企業会計や組織内外についての学びも大切です。

また、経営に役立つ資格を取得できれば、適切な判断やスキルの取得、取引先との信頼関係の構築に役立ちます。

株式会社武蔵野では、経営哲学を学べる経営計画書をおすすめしています。
業績アップにつながる経営計画書の活用方法や、他社の経営計画書の作成・活用事例など、経営者にとって必要な知識を学べるため、経営の勉強をお考えの経営者の方もぜひご活用ください。

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