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株式会社武蔵野経営サポート事業部

MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2022/05/02 15:09

経営

経営戦略の意味や必要性とは?3つの段階や立案方法・学び方など詳しく解説

IT技術の急速な発展やグローバル化に加え、リーマンショックやコロナ禍による経済危機が頻発するなど、現代の競争市場は不確実性が増しています。
予測不能な事態への対応に追われ、今後どのように舵を切るべきか頭を悩ませている経営者も多いことでしょう。

企業の対応力を高める上で、重要な軸となるのが「経営戦略」です。
経営戦略を改めて見直すと、自社が取るべき施策や方向性が明らかになります。
そこで、経営戦略の意義や必要性、具体的な策定の手順などを解説します。ぜひ、自社の経営戦略の参考にしてください。

 

経営戦略とは?

始めに、経営戦略の意味や求められる背景など、基礎知識について解説します。

経営戦略の意味

経営戦略とは、経営目標を達成するために自社がどのような手段をとるべきか枠組みを示すものです。
企業が市場の中でどの方向に向かっていくのか、成長ベクトルの方向性を明らかにします。
経営理念と経営計画の中間に位置して、行動が目標と正しく繋がるように媒介することが経営戦略の役割です。

経営戦略は、市場における自社の立ち位置や強み・弱みを把握した上で、理念や目標に沿って策定します。
そのため、一つの正解があるわけではなく、企業が掲げる理想によって百人百様の経営戦略があるのです。
フレームワークによって自社が打ち出すべき優位性を分析しながら、自社にとって最適な経営戦略を模索しましょう。

経営戦略の必要性

日本企業に経営戦略の概念が浸透したのは、バブル崩壊以降からとされています。
高度経済成長期や特需、団塊世代の人口爆発があった時代は、右肩上がりに経済成長を遂げてきたため、緻密な経営戦略を策定する企業は少ないものでした。

しかし、バブル崩壊やリーマンショックといった経済危機が続き、ビジネス市場が流動化・多様化すると、想定通りに経営計画を実行することが難しくなります。
そこで、「
経営目標-経営戦略-経営計画」という戦略体系を採用し、計画の確実な実行を目指す企業が増え始めたのです。

また、現代ではIT技術の急速な発展などを背景に、市場の不確実性が増したことから、柔軟な決断力が必要とされています。
生き残りをかけて即座に対応を決断するためには、自分たちがどこに向かうべきかという明確なビジョンが必要不可欠です。
そのため、経営戦略の必要性が増しているのです。

 

経営戦略と似た種類の用語と違い

経営戦略とよく似た用語は様々あり、混同されているケースも少なくありません。
類似の用語との違いを確認しましょう。

経営戦術

経営戦術は、経営戦略を実現するための具体的な実行方法です。
経営戦略や経営理念は、企業が向かうべき成長ベクトルや目標の定義といった概念的な部分を示すのに対し、
経営戦術はどのような手段や方法で目標を実現するのかなど、具体的な行動まで落とし込んだものになります。

ただし、役職やポジションによって言葉の使い方が異なることもあります。
例えば、上長から社員に降りてきた経営戦術は、社員にとっては経営戦略ととらえられます。

経営理念

経営理念は、経営者が事業を通して実現したいと思っている信条や理想です。
社内に浸透しやすくするために、社訓や社是、行動指針のような形で言語化されます。
一般的には、経営理念はミッション・ビジョン・バリューに分かれています。

  • ミッション:企業が実現すべき使命や存在意義
  • ビジョン:企業が実現したい世界感や企業のあり方
  • バリュー:企業が社会に提供する価値

また、経営理念は経営目標や経営目的を設定する際の主軸となり、目標達成に向けたフローとして経営戦略が策定されます。
つまり、経営理念を実現するための具体的なフローが経営戦略になります。

経営計画

経営計画とは、経営理念や経営戦略を達成するための行動計画を指します。
財務数値やKPIなど、組織の目標達成に必要な指標を定めて達成度を測れるようにすることが一般的です。
目標値と現状とのギャップを把握することで、行動を修正することができるためです。

また、市場の変動により理念や戦略が変化するときは、経営計画で観測すべき指標も合わせて変動させる必要があります。
経営計画の目的は理念や戦略を達成することなので、常に連動していることが重要なのです。

 

経営戦略の主なフレームワーク

フレームワークを用いることで、自社の立ち位置や市場における価値を分析し、経営戦略に落とし込むことができます。
以下では、代表的なフレームワークを紹介します。

SWOT分析

SWOT分析は、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、脅威(Threat)の4つの項目を軸に、
自社を取り巻く外部環境と内部環境を正確に認識するフレームワークです。
競合や法律、市場トレンドといった外部環境の中で、自社の強み・弱みがどのように作用するのかを洗い出し、取るべき戦略やビジネス機会を導き出せます。

5force(ファイブフォース)分析

5force分析は、アメリカの経営学者マイケルポーターが提唱したフレームワークです。
自社を取り巻く脅威を、「①業界内の競合 ②代替品の脅威 ③新規参入者の脅威 ④買い手の交渉力 ⑤売り手の交渉力」の5つの要素に分けて分析します。
それによって、自社にとって最も大きな脅威はどこになるのか、優位性は何かを把握できます。

3C分析

3Cとは、Customer(市場・顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の、3つのCに基づいて分析する方法です。
外部環境である「市場・顧客」「競合」、内部環境である「自社」の両面から分析することで、成功要因を発見することが目的になります。

3C分析は、主に顧客・市場を中心としたミクロ環境分析、SWOT分析は、3C分析などで得た外部環境の結果を受けて、自社の戦略を検討する戦略分析です。
そのため、3C分析の結果を用いてSWOT分析を行う流れが正解です。

 

経営戦略3つの段階

経営戦略には企業戦略、事業戦略、機能戦略の3つの段階があります。
経営戦略の構造を理解しておくことで、よりスムーズに戦略を立てられます。

企業戦略

起業戦略とは、企業レベルの長期的な基本戦略のことで、経営戦略の主軸となる部分です。
具体的には、次のようなものが含まれます。

  • 経営における基本的な考えや哲学を示した経営理念やビジョン
  • 長期的な事業領域を示す企業ドメイン
  • 事業ポートフォリオと経営資源配分の方向性例えば、グローバル競争に勝ち抜くために事業を取捨選択して、経営資源をコア事業に集中させるといった方針が代表的な企業戦略です。

事業戦略

事業ごとの経営戦略を明確にするための戦略です。
事業における顧客満足や競合優位性を実現するために、事業が目指すべき方向性を定めます。

具体的には、以下の内容を盛り込みます。

  • どんな市場に対し、どんな価値を提供するかという事業領域の設定
  • ターゲットとなる市場・顧客
  • 提供すべき商品・サービス
  • 収益を出すための事業モデル設計

機能別戦略

事業を実際に推進するために必要な機能領域ごとに目指す方向性を定めます。
例えば、製品開発、マーケティング、資材調達、営業、物流などの各機能について、どのような手段でどう実行するかを決定します。

機能別戦略を策定する際は、事業戦略に基づいて設定すること、機能ごとの戦略に整合性があることに注意しましょう。

 

経営戦略の立案・策定の手順

経営戦略を策定する際は、経営理念から徐々に具体的なプロセスに落とし込んで、全体の一貫性を保つことが重要です。
以下の手順を参考に経営戦略の策定を進めてみましょう。

①自社の現状分析
 自社の経営状況をできるだけ客観的・定量的に分析します。分析には、先述で紹介したフレームワークを用いると効果的です。

②経営理念の決定
 経営戦略は経営理念を基に策定されるため、まずは経営理念を固める必要があります。ビジョンやミッションのような形で言語化するようにしましょう。

③実施内容の文章化
 進出する市場やリソースの配分、提供する商品やサービスなどを決定し、文章として落とし込みます。

④目標数値の設定
 目標の進捗計測に必要な数値を設定します。売上やシェア率、顧客満足度など、定量的に測定できるものを選びましょう。

 

経営戦略の基本を学ぶには?


最後に、経営戦略の基礎知識をさらに深める方法を紹介します。

経営戦略の本・書籍を参考にする

経営戦略の基本を体系的に学ぶには、書籍を参考にすることが最も手軽な方法です。
以下では、経営戦略について解説したおすすめの書籍を紹介します。

●三谷宏治「経営戦略全史」
約100年間の経営戦略の歴史がまとめられた経営戦略の入門書です。
戦略の内容だけでなく、その戦略が生まれた時代背景やストーリーも載っているため、「経営戦略の事例をたくさん知りたい」という場合に適しています。
最新の経営戦略についても紹介されており、様々なレベルの経営者がヒントを得られるでしょう。

●マイケル A. ヒット「戦略経営論」
米国を代表する3人の経済学者が執筆した、最先端の経営戦略論を学ぶことができるテキストです。
理論と実際の企業事例の対比を通して、経営戦略の概念を網羅的に学べます。
学生だけでなく、自社の経営課題に直面している経営者にも愛用されています。

経営戦略のセミナーに参加する

経営戦略について体系的・網羅的に学ぶには、セミナーに参加することも効果的です。
経営戦略に関する様々な事例に触れられるため、自社の経営に関する足がかりや成功につながるポイントなどを知ることができます。

例えば、750社以上の支援実績を持つ経営コンサルティング企業「武蔵野」では、経営計画の策定セミナーを開催しています。
豊富な支援事例をもとに、売上を達成するための計画立てや数値目標の定め方などを学べます。

 

自社にマッチした経営戦略を策定しよう

経営戦略は、実現したい理念や目標を具体的な行動指針に落とし込み、目標と事業内容の一貫性を保つために必要なものです。
策定では、フレームワークを用いて自社の状況を客観的に分析し、事業レベル・機能レベルの戦略に落とし込むことが重要になります。

とはいえ、手順を学んだところで、いきなり精度の高い戦略を作り上げることは容易ではありません。

株式会社武蔵野では、経営コンサルティング事業や経営サポート事業、社長のサポート事業などを展開しています。
特に豊富な実績に基づく経営計画書の作り方には定評があり、これまでに400社以上の会員企業が過去最高益を達成しています。
まずは無料ダウンロード資料を見て理解を深めてみてはいかがでしょうか。


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