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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2022/05/02 15:00

経営理念とは?企業理念との違いや作り方、メリット、他社事例を紹介

多くの企業で経営理念や企業理念、ミッション・ビジョン・バリューなどを定めていますが、
「経営理念とは何か」と問われたとき、迷うことなく回答できる人は意外と少ないのではないでしょうか。

本記事では、経営理念の意味や重要性、策定するメリットについて解説します。
企業理念やミッションなど、混同しがちな言葉との相違点や、有名企業の経営理念事例もあわせて紹介します。

 

経営理念とは

経営理念とは、企業経営や活動を行ううえで欠かせない価値感や哲学、信念や想い、経営者の考え方を明文化したものです。
すべての従業員に対し、自社の土台となる考え方を示すために策定します。

経営理念の内容は、「すべての世界で自社のサービスを提供したい」「イノベーションを起こして企業価値を高めたい」といったものから、
「社会貢献を継続して行いたい」など、経営者によって大きく変わります。
どのような理念であっても、経営者の哲学や信念を明確にすることが重要なポイントです。

 

経営理念と混同される言葉の意味

経営理念には、企業理念やミッションなど似たようなビジネス用語が多く、混同されているケースも少なくありません。
特に混同しがちな、「企業理念」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」「社是・社訓」「経営方針」の6つについて、
それぞれの意味や相違点を紹介します。

企業理念

経営理念と最も混同しがちなのが、同じ「理念」と言う言葉が入った企業理念でしょう。
経営理念は、経営者(創業者)の哲学や信念、価値観を基に示されるものです。
一方、企業理念は、企業の在り方や存在意義、事業目的などを示したものです。

企業のあり方を示す企業理念は、経営者が変わっても基本的に大きく変わらないのが特徴で、時代にあわせて表現を微調整する程度です。
経営理念は経営者の想いが反映されていることから、経営者が変更になれば理念も変わり得る点が相違点といえます。

企業理念の詳細はこちら

ミッション

ミッションとは、企業の存在意義や自社が果たすべき使命を示すものです。
なぜ企業としてあり続けるのか、企業の志や成長プランなどを対外的に伝えられるよう定めます。

ミッションの例としては「顧客に対し常に良い品質、新たな価値を感じられる商品やサービスの提供をする」
「自社の商品を通じて豊かで健全な社会を創造する」「顧客や取引先、従業員、株主の期待に応えつつ社会貢献を実現させる」などが挙げられます。

経営理念は社長の意思や考え方を示したものであり、ミッションは企業が社会に対してどう考えているかなど存在意義をまとめている点で異なります。

ビジョン

ビジョンとは、自社が将来的にどうありたいのか、その姿を示すものです。
またビジョンは、事業ビジョンや経営目標と呼ばれる場合もあります。

ビジョンの例としては「顧客にもっとも信頼される企業になる」「自社の商品やサービスによって世界をより良い方向へ変えていく」
「絶えず革新を続ける企業になる」「顧客の役に立ち高収益で成長し続ける企業となる」などが挙げられます。

バリュー

バリューとは、企業内で共有すべき価値観や価値基準を示すものです。
ミッションやビジョンを達成させるためには何をすべきかを明確にし、従業員がどう動くべきか、その行動規範を決めるものとなります。

バリューの例としては「顧客第一主義の徹底」「顧客・取引先・株主すべてに対し誠実に接する」「絶えず挑戦をし続ける」などが挙げられます。

社是・社訓

社是とは、企業が正しいとする方針を指したものです。
社是の「是」という漢字は「正しい・道理にかなう」といった意味を持ちます。
社是は社内外に「私たちはこうありたい」と知らせるものです。

目指す姿を現すものという点では、ビジョンに近いといえるでしょう。
ただ、社是は将来的ではなく、今現在もそうでありたいといった想いが強くあるため、より現実的な内容のものが多くなります。

社訓とは、その企業で働くうえで守るべき行動指針や心構えを示したものです。
従業員は、社訓を忠実に守り日々の業務を行うことが求められます。
多くの場合、社訓は経営者が考える教訓として定められており、
朝礼で社是とともに唱和したり、社訓が記載された経営計画書やカードを業務中に携帯することも多いです。

経営方針

経営方針とは、基本方針とも呼ばれるもので、経営理念の実現のための方向性を示したものです。
経営理念で定めたミッション・ビジョン・バリューなどの存在意義、価値観を現実にするために、
具体的にどのように進んでいくべきか、行動目標として定めます。

経営方針の詳細はこちら

 

経営理念を策定するメリット

経営理念を策定することで得られるメリットを3つ取り上げてご紹介します。

組織の団結力を高める

経営理念を示すことで、組織の団結力を高める効果が期待できます。
経営者が明確な経営理念を策定していれば、従業員は迷うことなく経営者が指し示す方向へ向かって進んでいけるでしょう。
また、経営理念を通して同じゴールを目指している意識が強まれば、社内の団結力強化にもつながります。

従業員のモチベーションアップ

経営理念は、「何のために働くのか」「仕事を通して何を社会に提供すべきか」といった、存在意義を理解するのに役立ちます。
与えられた仕事にやみくもに向き合うよりも、「何のために」という部分がはっきりしていたほうが、従業員のモチベーションは高まるでしょう。

経営理念を通して、仕事に対する意義を見出して、従業員の気持ちを高められるのは大きなメリットといえます。

企業ブランディングの強化

経営理念は、社内だけではなく社外へ向けたメッセージでもあります。
経営理念を社外にも発信し、理念にのっとった健全な経営をしていると表明すれば、ステークホルダーとの関係構築や企業ブランディングの強化に役立ちます。

さらに、企業ブランディングを強化できれば、顧客や取引先からの信頼感の獲得だけでなく、優秀な人材の確保にもつながります。
経営理念に共感した人材を確保することで離職率低下や業績アップにも貢献できるでしょう。

 

経営理念の他社事例

最後に、経営理念を作る際の参考として、他社事例を紹介します。

トヨタ自動車株式会社

世界的に有名な自動車メーカー、トヨタ自動車株式会社の経営理念は、1992年に「トヨタ基本理念」として策定されました(1997年4月に改定)。

1.内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす
2.各国、各地域の文化、慣習を尊重し、地域に根ざした企業活動を通じて、経済・社会の発展に貢献する
3.クリーンで安全な商品の提供を使命とし、あらゆる企業活動を通じて、住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組む
4.様々な分野での最先端技術の研究と開発に努め、世界中のお客様のご要望にお応えする魅力あふれる商品・サービスを提供する
5.労使相互信頼・責任を基本に、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる
6.グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす
7.開かれた取引関係を基本に、互いに研究と創造に努め、長期安定的な成長と共存共栄を実現する

参照:TOYOTA 基本理念

ソフトバンクグループ

国内の移動通信サービス、携帯端末の販売などを行っているソフトバンクグループの経営理念は、「情報革命で人々を幸せに」です。
幸せとは、感動することと同義であるとの考えの基、今後人類が迎える情報のビッグバン「情報革命」の無限のパワーを、
人々の幸福のために正しく発展させていくことを経営理念としています。

参照:ソフトバンクグループ「経営理念」

ANAグループ

航空事業を中心にさまざまな事業を展開するANAグループの経営理念は、
「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」です。
「安心と信頼」を経営の根幹に位置付け、永続的にこれからの社会の発展に貢献し、
「夢あふれる未来」創りの一翼を担っていくことを経営理念としています。

参照:ANAグループ「経営理念・ビジョン・行動指針」

 

まとめ 

経営理念とは、経営者の考えや志をもとに、企業のあるべき姿を明文化したものです。
企業によっては経営理念の代わりにミッション・ビジョン・バリューを設定したり、社是・社訓を定めたりしています。
経営理念は、企業の進みたい理想の姿を示したもので、従業員のモチベーションアップや社外との関係性構築に役立ちます。

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