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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2022/12/21 07:00

新しい発想やオリジナリティに価値はない

「独創的な商品を作り、特許をとった」……この商品が売れるか?というと、売れません。
特許商品は、売れないのです。特許は、山ほどあるからです。かくいう私も、3つ特許を持っています。

特許などより、いまある商品を改良するほうが、売れます。
現在目の前にある、当たり前のものを、お客様の不満を改善・改良する商品にしたほうが良いのです。

「特許」や「実用新案」などがあると、それだけで満足しがちですが、それらを持っていてもなんのビジネスにもなりません。
なぜなら、“世の中の人がみな知らない”ことだからです。

良い例が携帯電話。世の中に出た時には誰も知らなかったから、売れませんでした。世の中に出てきて、みんなが知るようになってから売れるようになりました。
ご存知の通り、最初の携帯電話は、電話するだけ。次にメールができるようになり爆発的に売れ、さらにカメラが付いて爆発的に売れ…と、
みんなが知っているモノを改良したほうが、独創的なモノよりも売れるのです。だから「独創的だから良い」ということと、商品が売れることは、別なのです。

新しい「独創性」など狙ってはいけません。大切なのは、いまやっている仕事で、お客様から「こんなことできないの?」と言われたことを拾い上げ、
改善をしていくことです。それこそ最高の独創性なのです。

経営サポート事業部設立当初に計画を作ったとき、達成するとは、私以外、誰一人として思っていませんでした。が、達成しました。
その理由は独創性があったからではなく、お客様から言われたこと、いままでやっていたことを、すべて改善したからです。

独創性などといって、自分のアタマで考えてはダメです。

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