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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2021/08/30 07:00

話すことより聞くことが大切

上司のみなさんは、部下の話をじっと聞いていられるでしょうか?
ほとんどの場合、上司は部下の話に途中で口を挟みます。
それはダメです。
私は、ずぅ~っと聞いています。
ダメな社長は、部下の一言二言を聞いた途端「こうしろ、あぁしろ」と言う。
でもそれ、部下はすごく楽なのです。
何の準備もしないで良いですから。

わが社では、30分間(朝の社長のお迎えの間)、私はじぃ~っと、部下の話を聞いています。
幹部社員にはキツイ30分間になりますが、聞いている私には、
その人が仕事をやっているかどうかが、その話でよくわかるのです。
仕事をやっていない時には、具体的な名前が出てきません。
ひとつの話題を長く話し続けるのも同様です。
お迎えの毎日が試験です。

なぜ聞かなければいけないかというと、だいたいの人はみな、話をしたがりますが、
自分が話をすると、情報が入ってこないからなのです。
営業でヘタなのは、お客様の所に行って、自分がベラベラしゃべっている人です。
実践経営塾の面談では、5分間のうち4分間話を聞いて、私の答えは20秒です。
10分あれば8分聞き、答えは長くて2分です。
それほど徹底して聞きます。

要するに、人の話を聞かないと、よくならないのです。
自分の部下が言うことを聞かないのは、部下の話を聞いていないからです。
部下が何を望んでいるかを把握してないのですから、自分の言うことを聞くはずがありません。

いまはやっていませんが、その昔、私は、年5回、全社員と面談をしていました。
朝7時~夜7時まで5日間ぶっ通しですから、もうクタクタでした。
最後の人が終わると、もう、口をききたくありませんでした。
さらに当時は、年間50日、公式の飲み会をしていたので、
色々な情報が入り、社員の弱みを完全に握っていました(笑)。

また、世の中の最先端の情報が入ってくるのは、多くの人が相談に来る時です。
その地域のナンバー3くらいまでの人、その業界の雄など、そんな方達が相談に来られますから、
その業界がいま、どういう風に動いているかがわかります。
私が情報通なのは、(講演など多勢の前で話す場合は別として)
色々な場面で人の話をじっくり聞いているからです。

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