経営は環境に適応していくこと

経営は、環境適応業。世の中が変わったら、それに合わせなければいけません。
だから社員も、会社が右に行ったら、右に行かなければなりません。左に行ったら左。自分はヤダと言ってもダメです。

お客さまが変わってしまいますから。自分が変わるのが正しい。変わらないことが失敗なのです。

アパレル関係で、デザイナーが社員だという会社は、絶対業績が下がります。
例えば、20代のお客様がターゲットとして、デザイナーが30歳だとします。デザイナーは来年31歳。20歳のお客様とのギャップは毎年広がっていくのです。

だから業績が下がるのは当たり前。
では、そういう会社はどうしたら良いかというと、デザイナーは社員ではなく、契約社員にして、若い世代に入れ替えていかなければならないのです。

変わっていくお客様に合わせなければならない。もちろん、新たに30代向けの商品を作っていくなら、同年代ですからデザイナーが30代でも良いのです。

また、昔からの伝統を守っている良い商品であっても、お客様に合わせてパッケージを変えるなどしていかなければなりません。

仕事でも経営でも、新しい事をやると、体験がないからどの人も失敗をします。でも、失敗するのは正しいのです。
その失敗をして環境が変わったときにどうするか、自社を変えていくことが大切なのです。