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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2022/07/25 07:00

自信が持てないのは、体験がないから

先日、私どものサポート会員企業のある幹部と話をする機会があり、その時のことです。
「部下にもっと自信をつけさせたい。そのためにはどうしたらよいでしょうか?」
という質問を受けました。

話を聞いていると、失敗をさせないように、させないように指導している。
自信が持てないのは、体験がないからです。

◎自信とは
1.失敗の体験の多い人が持てます。同じような失敗の体験をしないことです。
2.目標に向かって、手と口と足を動かすことです。そうすればそのうち持てます。
活動しないのは自信がないからではなく、ただ単に何もしていないというだけのことです。
3.お客様に叱られて怒られて育ちます。

皆さん、よく「自信がない」という言葉を口にしませんか。
それは、やったことがないからです。

わが社の社員も「そのことには自信がない」と言いますが、「まだやったことがないはずなのに自信もヘチマもあるものか!」と私はよく叱ります。
たくさん失敗をした人は、自信もあるものです。
ところがほとんどの人は、何かをやって失敗をしたくないと思っています。
だからやらない。それでは、いつまでたっても自信がつかない。

まず目標に向かって、手と口と足を動かすことです。
頭を使っても、成績は上がりません。
よい企画を作って、どういうセールストークを作るか、いくら考えてもそんなセールストークなど役に立ちません。

実行してみて成果がでて、成功と失敗の繰り返しによって覚えていくしかないのです。
一つ一つの体験で、口を使って、足を使って、手を使ってやることが大切です。

何もしないと成長しません。
何ごとも最初はうまくいきません。

私どもの基幹事業であるダスキンでは、商品の交換に会社・お店など色々なところに訪問します。
新人はお客様に「何でお前、こんな時間に来るの」と怒られる。
すると、こういう時間に行ってはいけないんだと体が覚えるのです。

例えばパチンコ屋さんにお中元・お歳暮を持って、開店少し前に行くと怒られます。
すると「あっ、いけない」と、叱られてわかる。
そば屋さんに、昼食時に行ったら叱られます。
お客様ごとに違う。

そういう体験をたくさんすることによって、自信がついてきます。
体で覚えないと、自信がつかないのです。

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