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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2022/03/07 07:00

【後編】強い経営、組織作り

わが社には以前「安全運転推進チーム」「環境整備チーム」など7つのチームがありました。
現在はゼミ活動として動いています。

その名称からも察せられるとおり、これはわが社が抱えるさまざまな経営課題を解決・改善すべく活動するものです。
ゼミのメンバーは、わが社の各事業部から部門横断的に集められ、リーダーは立候補で決めます。
だから、ゼミ活動においては課長の指示に部長が従うこともあります。

学生時代の文化祭を思い出してみてください。
各学級から、あるいは各サークルから実行委員が選ばれて職務を担当しましたね。
部門横断的にメンバーを集めて活動するゼミ活動は、まさにそれと同じです。

次に「社員が社員を教育する」仕組みについて。
これはスポーツ用品販売で有名な、ヴィクトリアを真似たものです。
これも見聞したことで、現在の状況はわかりませんが、当時の同社には「ヴィクトリア大学」という教育制度がありました。
社員研修などは外部から講師を招くのではなく、先輩社員が先生となって後輩社員を教える仕組みです。

私は当時、人材育成のノウハウについていろいろと悩んでいました。
外部から講師を招きたいが、社長である私とは異なる価値観で指導されたら困るな、と。

私が日頃「右だ」といっているのに、講師に「左だ」と言われては社員が混乱しますから。
しかし、社員自らが講師をすれば、そのような心配はない。
しかも経費は安いし、社員自らが講師をすることで、本人も成長する効果が見込める。

そんな簡単なことに、どうして気づかなかったのか!

ともあれ、それ以来わが社では、高度な専門知識が必要なもの以外は、すべて社員が講師をするようになったのです。
このように他社をお手本にして真似をすることをわが社では「ベンチマーキング」と呼んでいます。

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