2024/09/23 07:00
2倍に見せる
人間の感覚は、数量的感覚と、目で見て入ってくる感覚とには、ズレがあります。
その錯覚やズレを利用して、少ない商品がたくさんあるように見せるということは、
非常に大切なことなのです。
ランチェスター理論で、「1.7倍あると2倍に見える」という二乗法則があります。
商品陳列ケースなど、たった1.7倍の広さでも、感覚としては2倍に見えるのです。
そういう陳列をしているお店は、繁盛しています。
例えば、パチンコ店。
普通の店は「ボックス」を1台しか入れないのですが、
ある沿線のナンバー1パチンコ店は、1ボックスに5台くらいをくっつけて入れています。
そうすることで、台がたくさんあるように見える。
だから、お客様がいつもたくさん入っているのです。
これを応用して、セミナーなどで、いつもより参加人数が少ない場合は、
机と椅子の間を広げてあげると、同じ人数でもたくさんいるように見えます。
あるいは、同じ人数なら、広い部屋から小さい部屋に変えるのです。
お客様の心理を考えて行動しなければ、うまく行くこともうまく行かなくなります。
理論をわかってやっているお店と、そうでないお店とは、違います。
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