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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2020/04/06 07:00

商売

「商売」というと、会社やお店を思い浮かべますが、実は色々な商売があります。
お寺さんや神社も、実は商売なのです。

善光寺さんが有名になったのはなぜかというと、
優秀なお坊さんが優秀なセールスマンを雇っていたからです。
実はこの、優秀なセールスマンもお坊さんで、全国各地に布教に行きます。

この布教、もちろん布教もするのですが、
「一生に一度はお世話になった善光寺さんに行って供養しなければいけませんよ」
と説いて歩くという“営業”もしていたのです。

すると、みんな善光寺さんに行きます。
日本全国から人が来ますので、門前町は宿坊や飲食店が発展します。

善光寺さんを詣でた大勢の人はみな、自分が努力したことは正当化したいですから、
決して「ダメだった」とは言いません。「行って良かったよ」と言います。
最初の営業マンは、布教したお坊さんで、二番目の営業マンは、詣でたお客様というわけです。

次に、お客様に商品を買ってもらう仕組みを作ったのも善光寺さん。
新商品をたくさん作っているのです。
お賽銭箱をたくさん設置する、交通祈願、家内安全、合格祈願などなど、
数種類の(新商品の)お守りを作る。
お客様は必ず「善光寺さんをお参りしてきたよ」と、お土産を買います。
「商売」としてとらえてみると、繁栄しているお寺さんや神社仏閣は
参拝客を「お客様」としてとらえています。

どんな仕事も、「商売」であり、「お客様」がいるのだという目で見ていくと、
商売のヒントはいたるところにあります。

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