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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2020/12/22 22:33

経営

コミュニケーション

組織風土改革を進めるには【組織活性化/コミュニケーション】

読了まで約2分

企業における組織風土とは、企業の構成員が共有している共通の思考パターン・行動パターンのことです。
組織風土のあり方は企業の意思決定に大きく影響します。

働き方改革の広がりや、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展など、
企業を取り巻くビジネス環境が変動している昨今、企業の競争力を高めるためにはスピード感のある戦略実行が求められます。
企業の組織風土を改革し、社員1人ひとりが協力しあって問題解決に取り組める職場環境づくりを目指しましょう。

この記事では、組織風土改革の必要性やポイントについて解説します。

組織風土が企業に与える影響は?4パターン別に解説

企業の組織風土は、経営層が持つビジョンや企業のたどってきた歴史、社員1人ひとりの個性などによって、次の4パターンに分類されます。

ブリリアンス型:社員が明るく活発で、問題解決能力が高い

ブリリアンス型の組織風土は、組織風土改革で目指すべきゴールの1つです。
社員1人ひとりが当事者意識を持ち、高いモチベーションを持って仕事をしています。
社員同士のコミュニケーションが活発で、チームワークが良いため、イレギュラーな事態が発生してもスピーディーな問題解決が可能です。

人間関係のストレスがほとんどなく、離職率が低いのもブリリアンス型の組織の特徴です。

仲良しクラブ型:チームワーク力は高いが、成果に直結しない

仲良しクラブ型の組織風土は、ブリリアンス型の組織風土と同様、社内の雰囲気が良いのが特徴です。
しかし、仲良しクラブ型の組織風土は、一見すると社員同士の仲が良いものの、共通の目標やビジョンを欠いています。

イレギュラーな事態が発生したとき、チームワークを発揮できず、成果や業績に結びつかないケースも少なくありません。
仲間に嫌われないようお互いに遠慮しあうため、指摘やアドバイスが少なく、組織全体の成長性もそれほど高くありません。

ギスギス型:成果への意識は高いが、職場の雰囲気が良くない

ギスギス型の組織風土では、高い成果を目指す意識が強いため、個々の社員の業績は高くなる傾向にあります。
成果主義的な人事評価制度を採用する企業に多く見られる組織風土です。

しかし、社員同士のコミュニケーションはほとんどなく、ギスギスした雰囲気が蔓延します。
問題やトラブルが発生したとき、チームワークをほとんど発揮できず、スピード感のある意思決定は期待できません。
従業員が疎外感やストレスを感じやすく、離職率が高くなる傾向にあります。

腐敗型:社員同士のコミュニケーションがなく、成長意欲もない

腐敗型の組織風土がある企業は、今すぐ組織風土改革が必要です。
腐敗型の組織風土には、個々人が成果を目指す意識もなければ、チームワークやコミュニケーションもありません。
社員同士がお互いに無関心なため、会社全体にどんよりと暗い雰囲気が漂っており、内部不正の温床となっているケースもあります。

 

組織風土改革を進める2つのアプローチ

ブリリアンス型の組織風土を目指すうえで、どのように組織風土改革を進めればよいのでしょうか。
組織風土改革の2つのアプローチを解説します。

ハードアプローチ:目に見える部分を変え、行動変容を促す

ハードアプローチとは、会社の制度・ルール・組織体制など、会社組織の目に見える部分(ハード)から変えていく手法です。
組織構成員の行動を制限する枠組みをつくり、行動変容を促します。

代表的なアプローチが、人事考課制度や業績評価基準の見直しです。
とくに成果主義的な人事制度が「ギスギス型」の組織風土改革を生み出している場合は、ハードアプローチが有効です。

たとえば、社員とのコミュニケーションを大切にする「パフォーマンス・マネジメント」や、
業績のランク付けを行わない「ノーレイティング」の導入が考えられます。

ソフトアプローチ:目に見えない部分を徐々に変えていく

ハードアプローチと違い、社員の薫陶や問いかけにより、内側から会社組織を変えていくのがソフトアプローチです。
ハードアプローチよりも時間はかかるものの、社員自身の内発的動機づけによって、行動変容を促せます。

ソフトアプローチの代表的な例が、自由でオープンな議論を促す「オフサイトミーティング」です。
一旦職場を離れ(off-site)、社員同士で肩肘張らない議論をしてもらうことで、社内コミュニケーションを活性化させ、チームワークを改善します。

 

組織風土改革を進め、スピード感のある戦略実行を

ビジネス環境の変化に対応し、意思決定をスピードアップするためには、組織風土改革が必要です。
組織風土には、ブリリアンス型・仲良しクラブ型・ギスギス型・腐敗型の4つの類型があります。

社員1人ひとりが当事者意識を持ち、目標達成に向けて一致団結するブリリアンス型の組織風土を目指し、組織風土改革を進めましょう。

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