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武蔵野コラム

更新日:2023/11/28 13:30

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あなたの周りでも起きている?社内政治とは【出世/社内政治力】

読了まで約3分

社内政治とは、特定の社員が出世や目的達成のために影響力を行使することです。
この社内政治に悩んでいる経営者も多いのではないでしょうか。
健全な組織を運営するためには、社内政治の防ぎ方を押さえておくことが大切です。

本記事では、社内政治が起きる理由や対策方法について解説していきます。

 

社内政治とは?

社内政治とは、特定の社員が出世や目的達成のために自らの影響力を行使することです。
目的は自己利益のためであったり、組織のためだったりします。

自己利益のために政治活動を行う社員がいると、ストレスを感じたり、業績や個人のパフォーマンス低下にも繋がるなど、組織全体の士気に関わる恐れがあります。

一般的にネガティブなイメージを持たれがちなのは、自己利益のために用いられるケースが目立ちます。

しかし、組織のために行使される社内政治もあり、必ずしも悪とはいえない面があります。
社内政治を適切に使用することで、自分自身だけでなく組織や他者に前向きかつ建設的な結果をもたらすことができます。

 

社内政治が起きる理由

社内政治から知的成果物は生まれません。代わりに、職場での批判と否定につながります。
社内政治はストレスやフラストレーションを増大させ、個人間の関係も台無しにします。

努力せずに脚光を浴びたい人は政治に頼る

努力をせずに昇進するためだけに出勤し、一生懸命働くことをしていない人たちがいます。そのような人は、意地悪な政治に依存する以外の選択肢はありません。彼らは、仲間のネガティブなイメージを作るために奔走します。

例をあげましょう。佐藤さん、鈴木さん、高橋さんは、有名な組織のブランディングチームの代表格でした。
佐藤さんと鈴木さんは100%仕事をこなしましたので、彼らの上司である、田中さんからの自分の評価は下がると高橋さんは確信していました。

しかし、田中さんは高橋さんを完全に信頼しきっており、彼だけを信用しました。田中さんは佐藤さんと鈴木さんを決して信用せず、あらゆる間違いについて彼らを非難しました。

その結果、高橋さんは昇進し、新しいチームリーダーに任命されました。

個人的な関係

従業員間のプライベートな関係も、政治につながる場合があります。ビジネスと私生活を混ぜてはいけません。あなたのチームメンバーはあなたの親友かもしれませんが、仕事においては他の人と同じように扱われる必要があります。

特定の人に特別な恩恵を与えるべきではありません。

非難ゲーム

職場では常に自分の発言をコントロールしなければなりません。関連性のある話をして、常に他人の欠点を見つけてはいけません。
相手の言うことに耳を傾けること、誰の意見も重要であること、人は自分の責任を自覚することを学ぶべきです。

信頼の欠如

同僚を信頼することが不可欠です。同僚はあなたに何かを打ち明けるかもしれません。だからと言って、同僚の打ち明けたことすべてをそのまま上司に伝えて良いというわけではありません。そんなことをしたら、考えるまでもないですね。

もしあなたが誰かを助けることができないのであれば、危害を加える権利さえないのです。
最終的には自己開示していくことが長期的に役立つ信頼と人間関係を構築する方法であることを覚えておく必要があります。あなたの同僚は、あなたの親友になることもできます。

成功への近道はないことを忘れないでください。

情報操作

上司を誤解させるために情報を操作することは、社内政治につながります。希望する形式で報告する必要があります。

ゴシップ

社内政治は、従業員が不要なうわさ話に夢中になっているときにも発生します。足を引っ張ること、批判、裏切り、憎しみは社内政治につながります。嫉妬深い従業員は、仲間の労働者がうまくやることを決して望みません。

 

社内政治を防ぐ対策方法

社内政治を防ぐ方法として、3つご紹介します。

人格者をリーダーに据える

個人の実績や能力ではなく、社内政治によって上司から高評価を得ている人をリーダーに登用してしまうと、評価に対しての不信感が出てしまいます。
リーダーへの登用基準を明確化・厳格化し、会社が目指したい状態を体現してくれるような人材を登用していくことが、健全な企業風土醸成に役立ちます。

社員の声をくみ上げる仕組みを構築する

もともと経営陣との接点が多く、コミュニケーションも頻繁にとれるような風土があったり、社員の声を定期的に吸い上げるような仕組みがある会社であれば、組織に悪影響を及ぼすような状態は発見・改善しやすくなります。

昇格がインセンティブにならないことを周知する

昇格しなければ評価されなかったり、裁量権を持てないという状態は、その地位をめぐって社内で争いが起きる原因になります。マネジメント職は、あくまでチームで成果を出すためにあらゆる面でサポートをする「役割」を担っているだけ、ということを社内に適切に周知していきましょう。

 

不要な社内政治を防いで健全な組織運営を

社内政治は、一般的にはネガティブなイメージを持たれがちですが、本質的には悪いことではありません。

社内政治を適切に使用することは、経営者や管理職、リーダーにとって、必要な能力です。自己利益の為でなく、チームや組織の共通の目標を達成するために使うことで、企業の持続的な発展や成長につながっていきます。

不要な社内政治を防いで健全な組織運営をしていきましょう。

 

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執筆者情報

執筆者の写真

佐藤 義昭 / 株式会社武蔵野 常務取締役

1971年、東京都生まれ。
1990年、武蔵野にアルバイトとして入社、ダスキン事業から新規事業まで経験。
2007年、経営サポート事業本部の本部長を経て2015年11月取締役に就任。
2021年、6月常務取締役に就任。

経営者向けに年間100回以上の講演実績があり、企業文化を強化する経営計画書作成法を伝授。
年に一度行われる社内経営計画書アセスメントの方針作りや、小山昇の実践経営塾の合宿では、経営者向けに経営計画書作成や短期計画作成を支援している。
おもな講演テーマに『経営計画書を作るには』、『手書きによる短期計画作成方法』などがある。

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