2020/12/15 22:25
コミュニケーション
朝礼で組織活性化させるやり方とは【モチベーション/コミュニケーション】
産労総合研究所の調べによると、組織力向上の一環として、82.4%の企業が朝礼を実施しています。[注1]
ウィズコロナ時代にあっても、WEB会議システムを利用して「オンライン朝礼」を実施するなど、多くの企業が工夫して朝礼に取り組んでいます。
しかし、朝礼が単なる業務連絡の場になっていたり、従業員の大半が下を向いてしまっていたり、
朝礼が組織活性化につながっていない企業が少なくありません。朝礼は学びの場・コミュニケーションの場です。
この記事では、朝礼を実施するメリットや、朝礼で組織活性化するポイントについて解説します。
朝礼を実施する4つのメリット
始業の際の朝礼は、会議やミーティングと違い、単なる業務連絡の場ではありません。
朝礼は、1日の業務がスタートする場であり、社員のモチベーションに大きな影響を与えます。
ここでは、朝礼を実施する4つのメリットを紹介します。
1. 社員のモチベーションアップにつながる
朝礼の場は、社員のモチベーションアップの機会です。
1日のはじまりを気持ちよい挨拶や唱和で迎えるだけでも、その日のパフォーマンスに影響します。
企業によっては、成績優秀な社員の表彰を行い、経営者自らモチベーションアップに向けて働きかけているケースもあります。
朝礼の場を利用して社員への叱咤激励を行うことで、会社への帰属意識を高められ、組織活性化につながります。
2. 社員が学ぶ場としても活用できる
企業にもよりますが、朝礼の実施時間は5~15分が一般的です。1回の時間としては短いですが、月単位で見ると相当長い時間です。
この時間を無駄にせず、社員の学びの場として有効活用しましょう。
たとえば、企業理念の唱和や、営業力の強化を目的としたフリートークなどを実施している企業があります。
3. 社内のコミュニケーションが活性化する
朝礼は社員全員が集まるコミュニケーションの場です。
日頃から顔を合わせるメンバーはもちろん、部署やチームが違う社員とも、顔を合わせる機会が生まれます。
組織を活性化するためには、経営者・上司・部下の垣根を超えた社内コミュニケーションが重要です。
朝礼という場を通じて、全社員が顔を合わせることで、社内コミュニケーションを活発化するきっかけが生まれます。
4. 重要事項のすみやかな情報共有も可能
もちろん、朝礼には情報共有の場としての側面もあります。
その日の最初にどうしても伝えなければならない重要事項は、会議やミーティングだけでなく、朝礼の場で伝達するとスムーズです。
朝礼は全社員が集まる場ですから、朝礼の場で重要事項をシェアすることで、社員間の情報格差の解消にもつながります。
朝礼で組織活性化させる3つのポイント
朝礼によって組織活性化を実現するためには、3つのポイントがあります。
1. ポジティブな言葉で1日をスタートしよう
朝礼は社員のモチベーションを高め、活き活きと仕事に取り組んでもらうための機会です。
朝礼は明るく朗らかな挨拶からスタートし、原則としてポジティブな言葉を使うようにしましょう。
従業員に前向きな言葉をかけ、成果や業績を褒めることを「ポジティブフィードバック」といいます。
ポジティブフィードバックは、社員のやる気を引き出し、仕事や企業に対する当事者意識を高める手段です。
朝礼の実施にあたっては、なるべくポジティブなワードを使いましょう。
2. 一方通行ではなく、対話を心がける
社内コミュニケーションを活性化させるためには、一方通行ではなく、双方向の対話が必要です。
「朝礼で共有すべき重要事項はなるべく本人の口から説明してもらう」「輪番制で1人ずつフリートークを実施してもらう」など、
朝礼をコミュニケーションの場として活用しましょう。
経営者・上司・部下が顔を合わせる朝礼の場は、社内コミュニケーションの壁を打ち破る絶好の機会です。
3. 企業理念の「習慣化」を目指す
組織を活性化させるためには、企業理念を隅々まで浸透させ、自分で考えて動く社員をつくる必要があります。
朝礼での企業理念の唱和は、経営者の考えやビジョンを伝えるチャンスです。
しかし、企業理念を唱和してもらうだけでは、マンネリ化が進行し、従業員がただ文字を読み上げるだけの場になってしまいます。
企業理念を「自分事」として捉えてもらうため、企業理念についての自分の考えや、企業理念に沿って行動した事例について、定期的に発表する場を設けましょう。
企業理念が「習慣化」し、当事者意識の高い社員を育成できます。
始業前の朝礼は組織活性化の鍵
始業前の朝礼は、会社組織を活性化させ、当事者意識の高い社員を育成するための貴重な機会です。
朝礼の場で心がけるべきポイントは、
「ポジティブな言葉を使う」「対話を心がける」「企業理念を浸透させる」の3つです。
朝礼は1回5分~15分ほどと短いですが、月単位で見ると相当長い時間になります。
朝礼を学びの場・コミュニケーションの場として有効活用することが、組織活性化の鍵です。
もちろん、業種・業界によって朝礼のスタイルは異なります。従業員の反応を見ながら、自社に合った朝礼のスタイルを模索していくことも大切です。
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