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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2023/12/26 09:13

働き方

プロアクティブ行動とは?意味やメリットをわかりやすく説明

読了まで約2分

会社のような組織に属すると、ハッキリと表現されるかどうかという違いはあるものの、メンバーそれぞれが立場に応じていろいろなことを求められます。

そのようなときに重要になるのが、「プロアクティブ行動」と呼ばれる行動です。

本記事では、プロアクティブ行動とは何かやプロアクティブ行動が注目される背景、プロアクティブ行動を身に付けるために重要なことなどについて、解説します。

プロアクティブ行動とは?

「プロアクティブ行動」とは、組織からの期待に応えるために自ら行動を起こしたり、積極的に組織に馴染んだりしようとする行動のことです。

会社という場を例に取り上げると、部署単位での研修に参加するだけではなく、自らテーマを決めて勉強会を行ったり、自ら企画立案して呼びかけをするというような行為が、プロアクティブ行動に当てはまります。

 企業が成長するためには、プロアクティブ行動を取れる人財が必要不可欠です。

 

プロアクティブ行動が注目される背景

プロアクティブ行動が注目されるのは、日本人の多くが「リアクティブ」だからです。

プロアクティブが「自発的な」「主体的な」という意味を持つのに対して、リアクティブは「受動的な」という意味を持ちます。

日本人はこれまでの教育の方向性などもあり、国民全体としてリアクティブな傾向にあります。
また、多くの企業で上から指示が降りてくるトップダウン方式を採用していたのも、リアクティブな人が多い理由の一つです。

しかし企業としては、リアクティブよりもプロアクティブな社員のほうが望ましいです。

近年では、新型コロナウイルスの影響により、従来の生活様式や働き方が大きく変化しました。
こうした環境の変化に対し柔軟かつスピーディーに対応するためには、プロアクティブ行動が取れる人材が求められます。

そのため、最近では業界を問わず、社員のプロアクティブ行動を引き出すことが重要と言われることが増えています。

 

プロアクティブ行動のメリット・デメリット

企業にとって、従業員がプロアクティブ行動を取るとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。

ここではそれぞれを詳しくご紹介します。

プロアクティブ行動のメリット

・社員のモチベーション向上

プロアクティブ行動が活発になると、社員が問題の解決に向けて自ら積極的に取り組み、成長意欲が高まります。
その結果、スキルや経験が積み重ねられることで自己肯定感を高め、モチベーションのアップにも繋がります。

モチベーションの向上でさらなるプロアクティブ行動を促し、周りにも良い影響を与え、好循環を生み出すでしょう。

・企業の生産性やパフォーマンスの向上

プロアクティブ行動を取る社員一人一人のスキルが向上すれば、会社全体として業務効率が上がり、企業のパフォーマンスを高めます。

プロアクティブ行動による個々のスキル知識向上が、組織全体の生産性向上に繋がります。

プロアクティブ行動のデメリット

メリットがある一方で、注意すべき点もあります。

・人間関係のトラブル

積極的に行動しすぎるあまり、人の意見を聞かなかったり、他の人に過剰な介入や干渉をしてしまうことがあります。
こうした行動を取ることで、職場で人間関係のトラブルを招いたり、現在抱えている問題が悪化する可能性があります。

プロアクティブ行動を取る際には、他人の意見を尊重したり組織のルールを守るよう気を付けましょう。

・ストレスやプレッシャーを感じる

プロアクティブ行動が強い上司の場合、自ら積極的な行動を取るのが苦手な部下にも無理やり求めたり、自分の判断で職場のルールを変更してしまうケースが見られ、マイナス評価を受ける恐れもあるでしょう。

すべての人がプロアクティブ行動を好むわけではないので、苦手な人にストレスやプレッシャーを与えすぎないよう、自発的に動くようなアプローチをしましょう。

 

プロアクティブ行動は行うためには

プロアクティブ行動は、自らの頭で考えてよいと思われることを行うことです。
そのため、管理能力が問われる役職の社員などには必然的に求められることになるでしょう。

ただ、管理職になったことをきっかけにプロアクティブ行動を行おうと思っても、そこまでの下積みがなければ急にできるわけがありません。

プロアクティブ行動は、若いうちから意識的に習慣付けて行うことが重要なのです。

どんな小さなことでもかまわないので、コツコツと成功体験を重ねることで、自然とプロアクティブ行動を行えるようになっていくでしょう。

失敗したとしても責めないような企業風土も求められる

自分ではよしと思って行ったことでも、結果的に失敗してしまうことも十分考えられます。

そのようなときに失敗をことさらに責め立てるような企業風土では、プロアクティブ行動が浸透していかずに、リアクティブな行動ばかりする人材ばかりになってしまいかねません。

会社や組織としてプロアクティブ行動を推奨したいのであれば、積極的なプロアクティブ行動を評価する土壌を作らなければなりません。

仮に失敗したとしても、責めずに新しいチャレンジにつなげられるような声がけが必要です。

つまり、会社にプロアクティブ行動を根付かせるためには、プロアクティブ行動を取りやすい企業風土が必須といえるでしょう。

正解のない問いに答えを出すことが重要

プロアクティブ行動を推進するために重要なことは、正解のない(もしくは一意に定まっているわけではない)問いを立て、そこに自分なりの「答え」を出すことです。

これはリアクティブな態度では決して行えないことであり、メンタリティをプロアクティブにするためには欠かせません。

仕事を行ううえでは、あらかじめ答えが決まっていることのほうが少ないので、プロアクティブになるための訓練を行いやすい環境ではあります。

自分なりに問いを立て、それに対して答えを出していくという行為を繰り返し行うことで、自然とプロアクティブ行動ができることを目指しましょう。

また、直属の先輩や上司に積極的に声をかけるのも効果的です。

「書類(プレゼン)の出来を見て欲しい」と働きかけてフィードバックをもらいに行く、社内イベントに参加するなどしていくことをおすすめします。

 

プロアクティブ行動を行いやすい職場環境を整えよう


プロアクティブ行動は、いきなり行おうと思って行えるようなものではありません。
若いうちから意識的に行おうと思って行動していないと、身に付けることは難しいものです。

そのため、職場では受け身にならずにプロアクティブ行動を心がけましょう。
トライアンドエラーを繰り返しながら身に付けることが大切です。

また、会社や組織としては、プロアクティブ行動を妨げない土壌づくりが必要といえます。
プロアクティブ行動が会社に浸透していくことを目指して、積極的に働きかけていくとよいでしょう。

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