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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2021/02/08 21:20

経営

オープン・リーダーシップとは【組織づくり/組織活性化】

読了まで約2分

インターネットやソーシャルメディアの利用者が増えたことで、企業のリーダーにも「情報の透明性」が求められるようになりました。
リーダーが積極的に情報共有を行い、情報の透明性の高い組織づくりを目指すのが「オープン・リーダーシップ」です。

この記事では、オープン・リーダーシップとは何かや、オープン・リーダーシップと従来のリーダーシップとの違いを解説します。

オープン・リーダーシップとは?透明性の時代に求められるリーダー像

オープン・リーダーシップ(Open Leadership)とは、従業員を統制するのではなく、従業員一人ひとりの自主性を尊重する新時代のリーダー像です。
ソーシャルメディアの発達により、さまざまな情報が世界中で同時に公開され、シェアされる時代になりました。

情報の透明性が必要な現代では、企業のリーダーにも、情報を統制せず、理念やビジョンを共に分かち合う姿勢が求められます。
ここでは、オープン・リーダーシップの特徴や登場した背景を解説します。

オープン・リーダーシップの5つのルール

オープン・リーダーシップは、リーダーが部下をトップダウン方式でコントロールする旧来のリーダー像とは違います。
オープン・リーダーシップの源泉は統制やコントロールではなく、リーダーへの共感や信頼です。

オープン・リーダーシップは、従業員への声かけや働きかけを通じて、従業員の自主性や責任感を引き出し、
部署や役職に囚われないフラットなネットワークの構築を目指します。

オープン・リーダーシップには、次の5つのルールがあります。

  • 従業員一人ひとりが持つパワーを尊重する
  • 情報共有を行い、従業員と信頼関係を築く
  • リーダーは好奇心を持ち、謙虚にふるまう
  • 従業員に自由を与えつつ、責任感も持たせる
  • 従業員の失敗を容認する

とくに大切なのが、「情報共有」「情報公開」といったキーワードです。
事業に関わる情報を独占せず、共有することで、情報の透明性が高まるだけでなく、従業員一人ひとりが自分の頭で考える自律性の高い組織風土が生まれます。

もちろん、個人情報や機密情報、経営戦略のコアな部分など、従業員に公開すべきでない情報もあります。
企業ポリシーに基づき、どの情報をオープンにするか、クローズするかを取捨選択しながら、情報公開を進めていく必要があります。

 

オープン・リーダーシップと統制型リーダーシップの違い!中央統制ではなく「開かれた」組織へ

従来のリーダーシップの代表的なものとして、リーダーが部下に目標を課し、コントロールする「統制型リーダーシップ」が挙げられます。
ここでは、オープン・リーダーシップと統制型リーダーシップの違いについて解説していきます。

統制型リーダーシップはトップダウン型の成果主義

統制型リーダーシップとは、1990年代の日本企業に多く見られたリーダーシップの類型です。
統制型リーダーシップでは、成果主義の考え方に基づき、リーダーが部下に目標を課し、コントロール下に置きます。
厳格な目標管理や予算管理に基づき、従業員を意のままに統制することで、企業は経営の合理化に成功しました。

しかし、統制型リーダーシップには3つのデメリットがあります。

  • 従業員のやる気やモチベーションが失われる
  • 会社への信頼や愛社精神が薄れる
  • 他社へ転職する従業員が増加し、優秀な人材が流出する

オープン・リーダーシップと統制型リーダーシップの7つの違い

オープン・リーダーシップは、こうしたカンパニーセンタード(企業中心)の立場ではなく、ピープルセンタード(社員中心)の立場に立つリーダー像です。
オープン・リーダーシップと統制型リーダーシップには7つの違いがあります。

従業員エンゲージメントを高め、自社で長く働いてもらうためには、オープン・リーダーシップを持つリーダーの育成が必要です。
統制やコントロールではなく、リーダーへの共感や信頼に基づく開かれた組織づくりに取り組みましょう。

 

オープン・リーダーシップを取り入れ、「開かれた」組織の実現を

インターネットやソーシャルメディアの発展の影響を受け、企業のリーダーにも情報の透明性が求められるようになりました。
積極的に情報共有を行い、フラットな組織づくりを目指すのが、オープン・リーダーシップです。
オープン・リーダーシップを取り入れ、会社組織の活性化に取り組みましょう。

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