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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

更新日:2023/04/28 14:30

コミュニケーション

ランチミーティングで組織活性化【コミュニケーション/職場環境】

読了まで約3分

昼食時間を活用し、従業員同士の親睦を深めるのが「ランチミーティング」です。

いま、就業後の会食や飲み会は、だんだんランチミーティングに置き換わりつつあります。
夜間の懇親会は拘束時間が長く、不満を覚える従業員が増えてきているからです。

プライベートな時間を拘束しないランチミーティングなら、女性や育児中の社員など多くの従業員が参加でき、
全社横断的なコミュニケーションの場をつくれます。

この記事では、ランチミーティングを行うメリットや、ランチミーティングで組織活性化するポイントについて解説していきます。

 

ランチミーティングで懇親を深めよう

ランチミーティング(ランチ懇親会)とは、昼食の時間を懇親会として活用し、社内のコミュニケーションを活発化させる取り組みです。

これまで、社員同士の懇親を目的とした取り組みとしては、就業後の会食・飲み会などが代表的でした。
しかし、夜間の懇親会は拘束時間が長く、勤務時間以外のプライベートな時間を奪われることから、多くの会社員の不満の原因となっています。

ホットペッパーグルメリサーチセンターの調べでは、フルタイムワーカーのうち86%が、既存の「夜の懇親会」に不満を持っていることがわかりました。
不満な理由の第1位は「翌日に疲れが残る(51.0%)」、続いて第2位が「プライベートが削られる(50.3%)」、第3位が「お金がかかる(50.0%)」となっています。[注1]

しかし、ランチミーティングであれば、プライベートな時間を拘束されず、ランチタイムの短時間でミーティングが終わります。
また、ケータリングを活用したり、昼食費用を会社が捻出したりすれば、飲み会よりもコストがかかりません。
就業後の飲み会よりも社員に受け入れられやすいため、社員の親睦を深めるための取り組みとして、ランチミーティングが大きな注目を集めています。

なお、ランチミーティングを休憩時間に実施する場合、参加を強制すると労働基準法に違反する可能性があります。
第34条3項で「使用者は、休憩時間を自由に利用させなければならない」と規定されているからです。[注2]

ランチミーティングを実施する場合は、任意参加にするか、別途休憩時間を設けましょう。

[注1] ホットペッパーグルメリサーチセンター:飲み会じゃなくてランチで良くない?会社懇親会の不満を解消する「部ランチ」導入企業が増加傾向に

[注2] e-Gov:労働基準法第34条第3項

 

ランチミーティングを実施する2つのメリット

ランチミーティングを実施することで、会社組織はどのように変化するのでしょうか。
ランチミーティングを取り入れるメリットは次の2点です。

1. 社内のコミュニケーションが活性化する

ランチミーティングのメリットは、部署やチームの垣根を超えて、多くの社員が参加できる点です。
とくに育児中の社員や女性の社員は、夜間の行事への参加が難しく、就業後の飲み会にほとんど参加できないケースもあります。

ランチミーティングを実施すれば、夜間の懇親会よりも多くの社員に開かれたコミュニケーションの場が生まれます。
企業によっては、ランチミーティングの時間を活用し、社員の歓送迎会をはじめとした行事を開催している事例もあります。

また、ランチを取りながらの顔合わせは話が弾みやすく、普段は話せない仕事の悩みや不安も気軽に共有でき、
社員同士の活発な情報交換の場になります。社内のコミュニケーションが活性化し、活き活きとした組織づくりが可能です。

2. 社員の福利厚生としても活用できる

食事費用を「会議費」や「福利厚生費」として会社が負担すれば、ランチミーティングを福利厚生制度として活用できます。
従業員満足度の向上やモチベーションアップにつながり、社員の定着が期待できます。

また、福利厚生へ積極的に取り組んでいるという企業イメージを対外的にアピールできます。

 

ランチミーティングで組織を活性化させる3つのポイント

ランチミーティングで組織を活性化させるには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
実際の事例に基づき、3つのポイントを紹介します。

1. 役員や経営者もランチミーティングに参加する

ランチミーティングに経営層の人間が参加することで、ヨコの関係性だけでなく、タテの関係性が生まれます。
経営層にとっては現場の声に耳を傾け、職場環境の課題や問題点を探るよい機会です。
若手社員にとっては、経営層から直接話を聞き、会社の方向性やビジョンを知る機会になります。
通常の業務では生まれないタテのコミュニケーションが生まれ、会社組織の活性化につながります。

2. 「シャッフルランチ」で社内組織をさらに活性化

ランチミーティングの参加メンバーを毎回シャッフルする「シャッフルランチ」も広く行われています。
部署や職種の垣根を超えて、さまざまな社員が交流することで、全社横断的なコミュニケーションが生まれます。

社内に「話せる」相手が増えれば、仕事上の問題やトラブルが発生したとき、気軽に声をかけられるようになります。
異なる個性やキャリアを持つ社員同士がコミュニケーションをとることで、新たなアイデアやイノベーションも生まれやすくなるでしょう。

3. 議題や空間、料理に気を配る

議題は社員旅行など、カジュアルな雰囲気で楽しめる話題が、ランチミーティングにふさわしいです。
頭を悩ませてしまうような重い内容は避け、ランチとミーティングをどちらも楽しめる議題を選定しましょう。

また話しやすい空間や美味しい料理を用意することも楽しい雰囲気に繋がります。

参加人数やミーティングの目的にマッチする、話しやすい空間を選ぶことが大切です。
普段から一緒に働いている従業員同士であれば、いつもの会議室が一番落ち着いて話ができるでしょう。

料理については、美味しいことはもちろん、珍しい料理や彩りが美しい料理などは話題にしやすく、リラックスした会話の糸口となります。
美味しいものが食べられるという「お得感」を参加者に持ってもらうのも大切なポイントです。

 

ランチミーティングで気を付けたいマナー

気軽に行えるランチミーティングでも、友人や同僚とランチに行くのとは違います。
あくまでも、フランクな会議・ミーティングであることを忘れずに、最低限のマナーには気を付ける必要があります。
上司の話を聴く、人の話を遮らないといった基本的なマナーを心掛けましょう。

また上司の座る位置や食べるスピードにも気を配ることが大切です。
食事代については、社内会議の為経費で負担する場合が多いですが、上司が自己負担してくれる場合には、必ずお礼を伝えましょう。

 

ランチミーティングを定期的に開催し、会社組織の活性化を

活き活きとした組織づくりに向けた取り組みとして効果的なのが「ランチミーティング」です。
ランチミーティングを実施することで、社内のコミュニケーションが活性化し、部署やチームの垣根を超えた全社横断的なつながりが生まれます。

夜間の懇親会と違い、女性社員や育児中の社員も気軽に参加できます。
ランチミーティングを定期的に開催し、会社組織の活性化に取り組みましょう。

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