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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2020/12/17 22:07

経営

フォローアップ面談を効果的に実施【離職防止/職場改善】

多くの企業の課題となっているのが、新入社員や中途採用者の「早期離職」です。

大卒新入社員の3割が入社後3年以内に離職するといわれるなかで、企業はどのように早期離職問題へ取り組めばよいのでしょうか。

社員が抱える不満や悩みを早期発見し、人材の引き止めにつながるのが、入社後のフォローアップ面談です。

この記事では、フォローアップ面談の意義やポイントについて解説します。

 

フォローアップ面談で入社後の社員が働きやすい環境づくり

フォローアップ面談とは、新卒社員や中途採用者を対象として、入社後定期的に実施する面談やカウンセリングのことです。

直属の上司や人事担当者が社員一人ひとりの思いや課題を把握し、新しい会社組織に溶け込めるようフォローするのが目的です。

フォローアップ面談では、主に次の項目をチェックします。

  • やる気やモチベーションを持って仕事に取り組めているか
  • 入社以前のイメージと実際の業務にギャップがないか
  • 職場環境にストレスを感じていないか(ストレスチェック)
  • 本人の目標やキャリアプランにとって、現在の会社組織は適切か

フォローアップ面談を通じて、社員の抱える課題や不満点を知ることで、働きやすい職場環境を整えられます。

新入社員の定着をスピードアップすることを「オンボーディング(on-boarding)」といい、

フォローアップ面談はオンボーディングの代表的な手段の1つです。

働きやすい職場環境を整えれば、社員の離職の防止(=リテンション)にもつながります。

新卒採用者の早期退職が多くの企業の課題となるなかで、フォローアップ面談の有効性に注目が集まっています。

 

フォローアップ面談を行う2つのメリット

企業がオンボーディングのため、フォローアップ面談を実施する2つのメリットは新卒社員が早期離職するリスクを取り除き、

採用コストを削減できることです。

1. 大卒新入社員の早期退職を防ぐ

厚生労働省の平成28年(2016年)の調べでは、

大卒新入社員の32.0%、高卒新入社員の39.2%が就職後3年以内に離職していることがわかっています。[注1]

 

内閣府の「平成30年版 子供・若者白書」によると、最初の就業先を離職した理由のうち

「仕事が自分に合わなかったため(43.4%)」が最多でした。次いで「人間関係がよくなかったため(23.7%)」

「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため(23.4%)」の順です。[注2]

キャリアプランと実際の仕事のギャップや人間関係・労働条件への不満が、早期離職の原因となっています。

フォローアップ面談を定期的に実施すれば、こうした社員の不満を早期に把握できます。

社内の問題点に気づき、職場環境の改善につなげることが可能です。

[注1]厚生労働省:新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)を公表します

[注2] 内閣府:平成30年度版 子供・若者白書

2. 1人あたり平均84.8万円の中途採用コストを削減

新卒社員の早期離職を防止すれば、採用コストを削減できます。

株式会社リクルートキャリアの調べでは、2018年卒の新卒採用コストは1人あたり72.6万円、

中途採用コストは1人あたり84.8万円です。[注3]

新入社員の10人が早期離職し、中途採用で補った場合、84.8万円×10人=848万円の損失です。

フォローアップ面談を行い、人材のリテンションに務めれば、コスト削減が実現します。

[注3] 株式会社リクルートキャリア:就職白書2019[pdf]

 

フォローアップ面談を効果的に実施する3つのポイント

フォローアップ面談を効果的に実施するため、次の3点に気をつけましょう。

1. 担当者が一方的に話すだけではダメ

フォローアップ面談の目的は、新卒社員や中途採用者が抱える問題や不満点を把握することです。

社員側から積極的にアウトプットしてもらうことで、職場環境の改善のヒントが得られます。

担当者が一方的に話しつづけるのではなく、ときには聞き役となり、

双方向的なコミュニケーションになるよう意識しましょう。

2. 直属の上司以外の面談も実施する

話しやすい雰囲気づくりのためには、直属の上司や先輩ではない、人事や教育部門などの第三者による面談を実施するのも効果的です。

同じ部署の上司・先輩に話しづらいような悩みでも、第三者が相手なら気兼ねせずに話せます。

3. 目標を達成させて成功体験を生み出す

フォローアップ面談の機会を利用して、社員の成長につながる目標を設定しましょう。

目標の達成とフィードバックを繰り返すことで、「会社の期待に応えたい」という気持ちが生まれ、

社員の帰属意識を高められます。

社内のキャリアパスに直結した目標を設定すれば、キャリアプランの形成にもつながります。

 

フォローアップ面談を効果的に実施し、早期離職を防止しよう

フォローアップ面談を効果的に実施することで、社員の抱える悩みや不安に気づき、働きやすい職場環境を整えられます。

大卒社会人の約3割、高卒社会人の約4割が、入社後3年以内に早期離職しています。

優秀な人材を引き止め、採用コストを削減するためには、入社後の定期的なフォローアップが欠かせません。

フォローアップ面談の実施にあたっては、社員が話しやすい雰囲気をつくることと、

社員の成功体験を生み出すことの2つを意識しましょう。

 

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