更新日:2021/09/07 13:00
武蔵野社員の奮闘記
そろそろ卒業のタイミング!?【営業/報連相】
経営サポート事業本部 社長の営業事業部 顧問 井之上祐一
前回、ランチェスター戦略の浸透プログラムが大人気で、営業同行していた私がパンクしかけた話をしました。
キツかったのは、私一人ではありません。
講義のほうを担当していた久保田さんも、同じように大変でした。
初年度のお客様は5社でしたが、2年目には10社になりました。
また、浸透プログラムだけではなく、社長の営業プログラムやランチェスター戦略の導入プログラムもあります。
常に10件以上のプログラムが同時に走っていて、2人が顔を合わせることは滅多にありませんでした。
それが原因でクレームにつながったこともあります。
あるお客様に同行して指導したとき、こう質問されたのです。
「講義で久保田さんはこう教えてくれた。でも井之上さんは同行で違うことを言う。いったいどっちが正しいのか?」
ランチェスターは優れた理論ですが、お客様の状況によっては現場で柔軟に解釈することも必要です。
私と久保田さんがお客様に現状についての情報共有ができていれば、理論と現場のすり合わせも容易でしょう。
しかし、2人の情報共有が十分でなく、「言っていることが違う」というクレームにつながってしまったのです。
私たちは大いに反省して、連絡を密にしました。
といっても、もともとボイスメールや日報レベルでの情報共有は頻繁にやっていました。
足りなかったのは、90秒のボイスメールでは伝えきれないような細かなニュアンスの共有です。
では、お互いに忙しい中で直接話す時間をどうやって作ったのか。
答えは週末です。他の仕事が入らない土日の時間を合わせて電話会議をしていたのです。
すでに当時から武蔵野は残業や休日出勤を減らす取り組みをしていました。
その流れと逆行していましたが、幸いにして私は社員ではなく顧問だし、久保田さんも管理職なのでセーフと考えました(笑)。
当初は、情報共有するのに毎週1時間程度かけていたでしょうか。
ただ、繰り返すうちに久保田さんが知りたい情報がわかってきて、私もそれに合わせて情報収集と伝達ができるようになりました。
おかげで情報共有の効率が上がり、毎週だったのが月2~3回になり、時間もコンパクトになっていきました。
もちろん「2人の言っていることが違う」というクレームもなくなり、受講者の理解度も高まったと思います。
さて、いろいろ紆余曲折がありながらも、浸透プログラムは4年目に入りました。
去年は新型コロナウイルスの影響で営業同行に行けない日があり、未消化分は今年に繰り越しになりました。
ゆえに今年はまたパンクしそうなくらいに忙しい毎日ですが、いままで積み重ねてきたもののおかげで何とかやっていけそうです。
実は私は60歳までには、どこでも、どんな仕事でもいいので実業の世界に戻ろうと心に決めています。
現在58歳ですから、そろそろその準備に入らないといけません。
具体的なことは未定ですが、そう遠くない日に武蔵野を卒業するでしょう。
武蔵野の中に入って8年。
外からはわかりにくい武蔵野の強さも、中で働いて十分に経験できました。
その経験を生かして立派な経営者になることが、小山さんや武蔵野の仲間への恩返しだと思っています。
次にみなさんとお会いするときは「武蔵野の井之上」ではなくなっているかもしれませんが、引き続き温かく見守っていただければ幸いです。
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