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武蔵野コラム

更新日:2021/10/07 21:14

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パズ・セッションとは【ディスカッション/効率的】

読了まで約2分

チームやグループでディスカッションを行う際は、ディスカッションの方法によっても内容や生産性が異なるため、注意しましょう。

ディスカッションをうまく行うための定石とされる方法はいくつかあります。

そのなかのひとつが「パズ・セッション」と呼ばれる方法です。

本記事では、パズ・セッションについて詳しく解説するとともに、パズ・セッションが有効となるシーンなどを紹介します。

パズ・セッションとはグループでのディスカッションの方法のひとつ

パズ・セッションの「パズ」は巣の周囲を「ブンブン」と飛ぶ蜂の羽音のことです。

つまり、パズ・セッションとは、少人数のグループで、蜂の羽音のように活発な意見交換をするディスカッションのことを指します。


パズ・セッションは、ヒルズデール大学のドナルド・フィリップス学長が提案した、グループでのディスカッション方法の一種です。

パズ・セッションは参加者を数名のグループに分けてグループごとにディスカッションを行います。

その後、それぞれで得られたグループの結論を、グループの代表者が発表します。

発表された内容についてはグループの垣根を超えて話し合い、最後に全体としての意見をまとめます。

パズ・セッションは、大人数でディスカッションを行いたい場合や、アイデアを活発に出したい場合などに有効な方法です。

パズ・セッションは「6・6討議法」と呼ばれることもある

パズ・セッションは参加者を数名のグループに分ける際に、6人のグループに分けることが多く、

その6人のグループで6分間話し合うことを原則としているため、「6・6討議法」と呼ばれることもあります。

ただし、グループの人数は必ずしも6人でなければならないわけではなく、4人~8人程度になってもかまいません。

あくまでも目安程度に考えておくのがよいでしょう。

 

パズ・セッションが有効なシーン

パズ・セッションが有効なシーンとしては、以下のようなシーンが挙げられます。

  • 新しいグループでお互いを知り合いたいとき
  • 多様なアイデアを出し合いたいとき
  • 考えの方向性をまとめたいとき
  • ディスカッションを活性化したいとき

それぞれのシーンについて、詳しく説明します。

1. 新しいグループでお互いを知り合いたいとき

パズ・セッションでは6人程度のメンバーでチームを組むため、大人数のときよりもそれぞれのメンバーが話しやすい環境が生まれやすくなります。

それぞれのメンバーのことをお互いに知り合いたいときは、パズ・セッション程度の人数・距離感でチームを組むと効果的です。

2. 多様なアイデアを出し合いたいとき

6人程度でディスカッションを行うと、ディスカッションに参加できない人がほぼ発生しないので、

それぞれのメンバーから多様なアイデアが生まれることが期待できます。

会議に参加するだけ参加して、何も意見を発しないまま会議が終わるというような人が存在しないことは、

会議の生産性を上げるという観点では非常に重要です。

3. 考えの方向性をまとめたいとき

6人程度のメンバーがいれば、メンバー全員の方向性がバラバラであることはほぼなく、少なくとも2~3人程度は同じ方向性のメンバーがいるものです。

そのため、グループとしての考えの方向性をまとめたいときには、

全員に意見を出してもらってそれぞれのメンバーの方向性を確認し合えるパズ・セッションが便利です。

ただし、グループの数があまりにも多いときは意見がまとまりづらい場合もあります。

事前に人数規模や議題に適しているかどうか、しっかり検討しておいたほうがよいでしょう。

4. ディスカッションを活性化したいとき

メンバー全員がディスカッションに参加できているという実感を得られることで、ディスカッションは自然と活性化していきます。

なお、パズ・セッションは基本的な人数が6人なので、メンバー全員がディスカッションに参加しやすいです。

しかし、人数を増やして8人程度でメンバーを組む場合は、

メンバー全員がディスカッションに参加できるような雰囲気作りが必要な場合もあるでしょう。

 

パズ・セッションは効率的なディスカッションの方法

パズ・セッションを行うことで、ディスカッションやチームビルディングをより効率的に行いやすくなります。

少人数で意見交換ができるパズ・セッションは、メンバーをお互いに知りたいときやディスカッションを活性化したいときなど、

さまざまなシーンで活用できます。

適切な場面で行うためにも、チームリーダーはパズ・セッションの方法をきちんと把握しておくとよいでしょう。

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