Column

武蔵野コラム

経営に役立つ情報や最新のトレンド、成功事例などを定期的に更新しています。
中小企業の経営者の皆様に、実践的で役立つ情報をお届けします。

ハイパフォーマーとは【人材/コミュニケーション】

この記事は約2分で読めます。

ハイパフォーマーとは、高い経験やスキルがあり、会社組織に大きな貢献ができる人材のことです。
ハイパフォーマーの数が増えるほど、業績の向上や業務効率の改善など、さまざまなメリットがあります。
ハイパフォーマーに共通する行動特性(コンピテンシー)を理解し、人材育成計画に反映させることが大切です。

この記事では、ハイパフォーマーの特徴や会社組織に与える影響について、わかりやすく解説します。

ハイパフォーマーとは?企業組織への貢献度が高い人材のこと

ハイパフォーマー(High Performer)とは、企業組織への貢献度が高く、優れた成果や業績を残す人材のことです。
しかし、高い経験やスキルがあれば、誰でもハイパフォーマーになれるわけではありません。
ハイパフォーマーと呼ばれる人材は、高いコミュニケーション力も併せ持っています。
そのため、周囲からの信頼が非常に厚く、チームの力を引き上げながら、課題解決に取り組むことができます。

一般的に、ハイパフォーマーが多い企業ほど、業績アップや業務生産性の向上が見られます。
近年は、AIやビッグデータを人事領域に応用する「HRテック」を導入し、社内のハイパフォーマーの数を増やそうとする企業も増えてきました。

ハイパフォーマーを増やすには、ハイパフォーマーに共通して見られる行動特性(コンピテンシー)を理解し、人材育成プログラムに活かす必要があります。

ハイパフォーマーってどんな人?5つの特徴

ハイパフォーマーには、次の5つの特徴が見られます。

  1. ポジティブ思考

ハイパフォーマーは失敗を恐れず、常に前向きに業務に取り組みます。
もし失敗してしまったとしても、そこから課題や反省点を引き出し、次回のチャレンジに活かすポジティブな思考を持っています。

  1. 謙虚さ

ハイパフォーマーは高い経験やスキルを持っていますが、それを決して他人に驕ることはありません。
上長や同僚に対して、常に謙虚な姿勢で接するのも、ハイパフォーマーに見られる特徴のひとつです。

  1. 組織を作り変える影響力

ハイパフォーマーは周囲の人間の信頼が厚く、強い影響力を持っています。
組織変革に取り組むときは、現場の中心のハイパフォーマーから変えていくことが大切です。
影響力の強さを活かし、短時間で組織を作り変えることができます。

  1. 相手のニーズを汲み取る力

ハイパフォーマーは他人との協調性が高く、相手のニーズを汲み取り、チームプレーを行うのが得意です。
また、リーダーシップにも優れ、チームメンバーの声に耳を傾けながら、風通しが良い職場環境をつくることができます。

  1. 自分の考えをアウトプットする力

ハイパフォーマーは自分の考えをしっかりと持ち、明確に言語化する能力に優れます。
周囲との協調性が高いのもハイパフォーマーの特徴のひとつですが、決して他人の考えに流されることなく、自分なりの思考をアウトプットできます。

ハイパフォーマーの行動特性の多くは、後天的なトレーニングで習得できます。ハイパフォーマーの特徴を理解し、次世代のリーダー育成に役立てましょう。

 

ハイパフォーマーが会社組織にもたらす3つのメリット

ハイパフォーマーの数が増えれば増えるほど、会社組織は大きく活性化します。
ハイパフォーマーの存在が会社組織にもたらすメリットは次の3点です。

業績アップにつながる

「8-2の法則(パレートの法則)」によると、会社の業績の80%は会社組織の20%が生み出しています。
この上位20%こそが、この記事で取り上げたハイパフォーマーです。

ハイパフォーマーの行動特性を企業研修やトレーニングに取り入れ、ハイパフォーマーの数を増やすことで、企業の業績アップにつながります。

組織力の底上げになる

ハイパフォーマーは個人プレイヤーではなく、チームプレイヤーです。
ハイパフォーマーは高い経験やスキルを持つだけでなく、周囲への高い影響力を持っています。

コミュニケーション能力に長け、相手の思いやニーズを汲み取って行動できるため、ハイパフォーマーの存在が組織力の底上げにつながります。

他の社員の意識を変え、組織全体を変えていく

ハイパフォーマーの存在は、他の社員の考え方や習慣も変化させます。
ハイパフォーマーの仕事ぶりを見ることで、他の社員の意識がだんだん変わってくるからです。
ハイパフォーマーを増やすと、他の社員が感化され、さらにハイパフォーマーが増えるというサイクルが生まれます。

組織活性化に取り組むうえで、まずはハイパフォーマーの存在に着目することが大切です。

 

ハイパフォーマーを増やし、組織を活性化することが大切

ハイパフォーマーを増やすことが、組織活性化の第一歩です。ハイパフォーマーは会社組織に大きな影響をもたらします。
ハイパフォーマーの存在が他の社員の意識を変えていくため、会社組織全体のレベルが底上げされます。

ハイパフォーマーと呼ばれる人材には、共通した行動特性(コンピテンシー)があります。
ハイパフォーマーはどんな人材か、どんな特徴を持っているかを理解し、人材育成プログラムに反映させましょう。

株式会社武蔵野では、「経営計画書」の無料お試し資料をプレゼントしています。

経営計画書とは、会社の数字・方針・スケジュールをまとめた手帳型のルールブックです。

750社以上の企業を指導する株式会社武蔵野 代表取締役社長 小山昇の経営哲学が詰まった
経営計画書の作成手順・作成フォーマットがセットになった充実の内容となっています!

ぜひ、こちらからダウンロードしてください。

Seminar

セミナー / 講演会情報
有料

2025年8月25日(月) 13:30-16:00

【オンライン】社長と幹部の共通の道具経営計画書作り方セミナー

無料

2025年8月27日(水) 10:00-11:00

【無料】佐藤義昭の無料講演会 『わが社は経営計画書をつくっても何も変わらない!―社長の悩みを解決する本―』

無料

2025年9月12日(金) 10:00-12:00

【無料】小山昇の経営者向け無料講演会 1%の社長しか知らない銀行とお金の話

前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ

中小企業の業績アップを実現する
経営コンサルティングをご提供します

資料を請求する