2021.02.22
挫折体験がない人は、絶対採用しない
経営改善コラム

どんな人の人生にも、どん底はあります。
でも、どん底がないまま40歳までいっちゃうとつらい。そこで挫折すると立ち直れません。
そういう面では、若いうちに失恋をするとか、失敗をするとか、
痛い目に遭うことが、実は大切なのです。
武蔵野では基本的に、過去に挫折体験がある人しか採用しません。
挫折の大小はあるにしても、挫折体験がない人は、絶対採用しないのです。
これは、社長である私の基本方針です。
学生時代に小さな挫折(大きな挫折のほうがより良いのですが)をしていない人が、
入社してから挫折すると、閉じこもってしまって会社に来なくなってしまいます。
だから、優秀だけど採用しなかった人は、いっぱいいます。
採用担当者や内定者までイチ押しの“美人だし、成績優秀だし、学歴もすばらしい”という学生も、
挫折がなかったので不採用にしました。
挫折をしたことのない、頭の良い人が入ってきたら、会社の中をかき回します。
武蔵野には、絶対に頭の良い人を入れてはいけないと思っています。
自分の人生でどん底の時、あるいはうまくいっていない時は、
「そんなに長くは続かない」と思って、あきらめないことが大切。
トンネルは、まっすぐだけではありません。曲がっているトンネルもある。
しばらく真っ暗でも、曲がってみたら明るいこともあるのです。
ずっと真っ暗だったからとあきらめて、元の道に引き返してしまうことが多いですが、
あとちょっと歩いて、その先の曲がり角を曲がれば光が見えたのに…。
人は自分で「もうダメだ」と思うと努力をしない。
他人のせいではありません、みんな自分のせいです。
人(他人)は、みなさん(あなた)のために、誰も頑張りません。
それが正しい。あなたのために、あなたが頑張るのです。
天はすべてを奪いません。努力をすれば必ず道は見つかります。