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株式会社武蔵野経営サポート事業部

KOYAMA COLUMN

小山昇
経営改善コラム

2020/02/24 07:00

部下

誰しも「自分は人から良く思われたい」と思っています。
だから、自分に都合の悪いことは言いませんが、他人に都合の悪いことは言います。

『人の不幸は蜜の味』だからです。

もちろん私も社員の頃、自分に都合の悪いことは、上司には言いませんでした。
そういう人間が、まともなのです。

そこで何をやらなければいけないかというと、
「部下が正しく報告しているかどうか」を知るために、上司が現場同行するのがひとつ。

もうひとつ私がやっていたのは、
「どこを何時に訪問するか」が解っていたので、
「きちんと運転ができているか」、「駐車で迷惑をかけていないか」、
「お客様訪問の際、挨拶をちゃんとしているか」を、
横断歩道橋の上から、双眼鏡で見ていました。

“部下は信用していたけれど、部下の仕事は信用していなかった”からです。

営業から帰社した時「毎日きちんとやっているか?」と聞くと、
部下は必ず「やっています」と答えます。

私が「今日、○○さんで、交換したマットを踏みつけて帰ってきたじゃないか」、
あるいは「挨拶をしないで入って行ったじゃないか」と言うと、
「えっ! なんで知ってるんですか?」と。

「双眼鏡で見ていたんだ」というと、部下は驚きます。

また「訪問して来ました」と、明らかにウソをついているのが解る場合は
「どこに行って来たか?」を訊き、
その部下を連れその訪問先をピンポーン
「すみません、今日、私どもの社員が何時頃お邪魔したでしょうか?」
と尋ねると、(来ていないので当然!)「来てませんよ」という答えが返ってきます。

後ろに立っていた部下は
「すみません、実は訪問していませんでした」と、頭を下げるしかありません。

“人は信用しても良いが、仕事を信用してはいけない”のです。

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