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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2020/12/22 22:09

経営

スパン・オブ・コントロールとは

部下の人数が多すぎ、業務負担の増加に悩む管理職が少なくありません。

一般的に、管理者1人あたりの部下の人数は、5名~8名程度が理想的だといわれています。

しかし、内閣官房内閣人事局の調べでは、現役の管理職の50.1%が、11名以上の部下をマネジメントしていることがわかっています。[注1]

事業運営に支障をきたさないため、スパン・オブ・コントロールを実行し、マネジメント人数の最適化に取り組むことが大切です。

この記事では、スパン・オブ・コントロールの基本的な考え方や、部下の人数の最適なバランスについて解説していきます。

[注1] 内閣官房内閣人事局:管理職のマネジメント能力に関するアンケート調査 結果概要(最終報告)

 

スパン・オブ・コントロールとは?マネジメント人数を最適化しよう

スパン・オブ・コントロール(Span of Control)とは、

日本語で「管理限界」といい、1人の管理職が同時にコントロールできる部下の人数を意味します。

もとは軍隊組織で使われていた概念ですが、近年ビジネスの世界でも注目を集めています。

スパン・オブ・コントロールが必要なのは、管理者1人あたりの部下の数が多すぎても少なすぎても、

事業運営に支障が出るからです。スパン・オブ・コントロールを実行し、マネジメント人数の最適化に取り組みましょう。

部下の人数を増やすと管理職の負担が増える

管理職の数を減らし、管理職1人あたりの部下の人数が増えるとどうなるのでしょうか。

管理職の負担が増加し、マネジメント以外の通常業務が圧迫されます。

日経キャリアNETがマネジメント層向けに実施したアンケート調査では、

回答者の99%以上が、マネージャーと同時にプレーヤーとしての役割も持つプレイングマネージャーとして活躍しています。

そのうち、「プレーヤーとしての仕事が半分より多い(51~100%)」割合は44.3%です。[注2]

部下の人数が管理限界を超えると、管理職のプレーヤーとしての側面に支障をきたすことがわかります。

[注2] 日経キャリアNET:上司や部下のジレンマを大解剖!働く30~50代の悩みのタネはどこに?

部下の人数を減らすと人件費が圧迫される

逆に、管理職の数を増やせば、マネジメント業務の負担が減少します。

管理者1人あたりの部下の人数が少ないため、チームの1人ひとりに目が行き届き、風通しが良い組織が生まれます。

しかし、管理者の数が多すぎると、今度は人件費を圧迫します。

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、非役職者の平均給与は314.0万円であるのに対し、

部長級は666.8万円、課長級は531.0万円と、1.5倍~2倍近い数字です。[注3]

管理職を増やせば、リーダーとメンバーの距離が縮まる一方で、企業は人件費の高騰に悩むことになります。

管理職1人あたりの部下の人数は、適正なバランスを見つけることが大切です。

スパン・オブ・コントロールによってマネジメント人数を最適化しましょう。

[注3] 厚生労働省:令和元年賃金構造基本統計調査

 

管理職と部下の適正人数は?スパン・オブ・コントロールの目安を解説

管理者1人あたりの部下の適正人数は、多くても10人までです。また、チームが置かれた状況によって、

バランスが変動する点にも注意しましょう。

マネジメント人数の目安は5~8名

管理職のマネジメント人数の目安は、「2枚のピザ理論(=理想的なチームメンバーの数は、2枚のピザを分け合える人数)」

という言葉があるように、管理者1名につき部下5~8名程度です。

すでに取り上げたように、内閣官房内閣人事局のアンケート調査では、

管理職の過半数が10名を超える部下をコントロールしていることがわかっています。

部下の人数が5~8名の範囲におさまるよう、管理職の増員や再配置などを行い、スパン・オブ・コントロールを実行しましょう。

人数のバランスはチーム状況によっても変化する

スパン・オブ・コントロールの人数は、チーム状況によって変化する点に注意が必要です。

たとえば、メンバーが抱えるタスク量が少い場合、管理職のスパン・オブ・コントロールの幅が広がり、

もっと多くの部下を管理できます。

逆にチーム全体の業務量が多い場合は、スパン・オブ・コントロールの幅が狭まり、部下1人ひとりに目が行き届きにくくなります。

スパン・オブ・コントロールにおいては、チーム状況に基づき、部下の人数を柔軟に調整する姿勢も必要です。

管理者の下にリーダー役を置こう

スパン・オブ・コントロールの人数を増やしたい場合は、管理者の下に複数のリーダー役を配置しましょう。

管理者だけでなく、個々のリーダーの目が隅々まで行き届くことで、通常よりも多くの部下をコントロールできます。

代表的な取り組みが、「1-3-9」のチームづくりです。

管理者1人の下に3人のリーダーを置くことで、リーダーと合わせて3+9=12人の部下を一度にコントロールできます。

 

スパン・オブ・コントロールを実行し、部下の人数の最適化を

1人の管理者がコントロールできる部下の人数の目安は、5名~8名ほどです。

部下の人数が多すぎても少なすぎても、事業運営に支障をきたします。

スパン・オブ・コントロールを実行し、管理者1人あたりのマネジメント人数を適正化しましょう。

管理者の下にリーダー役を置く「1-3-9」のチームづくりも有効です。

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