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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2020/12/03 22:16

経営

KPIマネジメントとは

現代の企業経営に欠かせないのが、KPIと呼ばれる数値目標です。

KPIとはKey Performance Indicatorの略で、1954年のピーター・ドラッカーの著書の中で提唱していました。

それから半世紀以上が経ち、企業競争がますます激化する中、KPIを適切に設定・運用するKPIマネジメントの重要性が増しています。

本記事では、KPIマネジメントを理解するための基本的な知識や、KPIを運営するうえでの注意点を解説します。

 

KPIマネジメントとは?数値目標を掲げて事業成績の向上を

事業成績を向上させるためには、受注件数、成約件数、商談成約率、顧客単価といった細かな数値目標を設定し、

従業員1人ひとりのアクションを改善する必要があります。

こうした数値目標として、「重要業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator)」を使うのが、KPIマネジメントです。

企業に限らず、行政もKPIマネジメントを採用しています。

2013年6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」でも、初めてKPIマネジメントが取り入れられ、

合計108個のKPIが設定されました。[注1]

ここでは、KPIマネジメントで欠かせないKPIの意味や、関連のあるKGI・CSFとの違いを解説します。

 

[注1] 参議院 経済産業委員会調査室:日本再興戦略の概要と今後の課題

KPIとは?KGIを達成するための数値目標

多くの企業では、最終的な経営目標をどれだけ達成できたかを「見える化」するため、定量的な指標を用いています。

この指標を「経営目標達成指標(KGI:Key Goal Indicator)」と呼びます。

KGIの例として、次のような指標があります。

・純利益が10億円の大台に乗ったか
・営業利益率が3%アップしたか
・販管費を5%削減できたか

企業にとってのゴールともいうべきKGIを実現するため、

重要なファクターとなる管理項目を「重要成功要因(CSF:Critical Success Factor)」といいます。

企業は自社の事業活動の強みや、顧客やマーケットのニーズ、競合他社の脅威などを分析し、CSFを洗い出します。

一例として「販売網・流通網の効率化」「製造原価のコストダウン」「広告宣伝力・集客力の向上」があります。

このCSFの達成度を評価するため、企業が設定する細かな数値目標が、本記事で解説するKPIです。

 

代表的なKPIの例として、次のようなものが挙げられます。

・月次売上300万円を達成できたか
・顧客訪問件数が300件増えたか
・新規顧客獲得数が50件を超えたか
・顧客単価が5%上昇したか

具体的なKPIを設定することで、事業の成功要因となるCSFを実現でき、もっとも重要な経営目標であるKGIの達成につながります。

事業活動を改善するための第一歩が、「適切なKPIの設定(=KPIマネジメント)」です。

企業競争力を高め、競合他社に打ち勝つため、KPIマネジメントを取り入れましょう。

 

KPIマネジメントを成功させる3つのポイント

適切なKPIを設定するため、どのような点に気をつけるべきでしょうか。

KPIマネジメントを成功させるポイントは3つあります。

1.KGIとの関連性を常に意識する

そもそもKPIを設定する目的は、企業の重要な経営目標であるKGIを達成するためです。

KGIが企業レベルの数値目標だとすれば、事業活動(部)レベルや、

さらに細分化したグループ(課)レベルの数値目標がKPIです。

KPIを設定する際は、KPIの達成がKGIの実現につながるよう、必ず関連性を意識しましょう。

2.KPIの数はなるべく最小限に

KPIの数を絞り込み、なるべく最小限の数値目標を設定することで、目標達成に向けてリソースを集中できます。

KPIが複雑であるほど、社内全体でKPIを共有しにくく、検証が行き届きづらくなります。

KPIを絞り込むためには、KGIを達成するための重要ファクターであるCSFを丁寧に洗い出す必要があります。

多くの産業分野において、事業を成功させるための決定的な要因は、平均3~6個ほどです。[注2]

CSFを絞り込めば、CSFの数値目標であるKPIも減らせます。

 

[注2] 財務省 財務総合政策研究所:KPIについての論点の整理

3.PDCAサイクルを回しKPIの見直しを

KPIを設定しただけで満足せず、絶えず評価やフィードバックを実施し、KPIマネジメントを見直しましょう。

市場や競合他社の動向の変化により、KPIが古くなり、新たな数値目標を設定すべき局面が出てきます。

各事業年度に1回や決算期ごとに1回といったペースではなく、PDCAサイクルを高速で回し、

既存のKPIに問題がないか、CSFやKGIと関連付けられているかをチェックしましょう。

 

適切なKPIマネジメントが事業成長をもたらす

企業競争力を高め、競合他社に負けないためには、KPIマネジメントが欠かせません。

まず、企業の経営目標となるKGIの達成のため、決定的な要因となる業務プロセス(=CSF)を洗い出しましょう。

CSFを実現するための数値目標となるのが、本記事で解説したKPIです。

KPIを適切に設定・運用することが、事業活動を改善するための第一歩です。

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