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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2021/04/15 21:42

経営

グループシンクとは?発生する要因や防ぐ方法などについて解説

「部長のリーダーシップが強すぎて意見を言えない…」といった悩みを抱えるチームやメンバーは多いのではないでしょうか。

組織がこのような状態に陥っていることを「グループシンク」といい、チームのみならず企業全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

今回は、組織にこのような課題をお持ちの方に向けて、グループシンクが発生する要因や対策などについて解説します。

 

グループシンクとは

グループシンクは、アーヴィング・エル・ジャニス博士によって提唱された、「集団思考」「集団浅慮」といった意味を持つ言葉です。

組織の意思決定において、合意形成を早急に図ろうとするあまり、リスクを適切に判断しないまま結論に至ってしまう状態のことを指しています。

集団思考や集団浅慮は、少数派の意見を持つメンバーに対して、多数派の意見に従わせる同調圧力が原因となっていることが多く、

「上司から嫌われたくない」「組織の調子を乱したくない」といった理由から、少数派が反対意見を主張することができなくなっているのです。

すると、組織では少数派や外部の客観的な意見を聞き入れることがなくなり、組織の形骸化につながる可能性があります。

 

グループシンクが発生する要因

グループシンクが起きている組織は、物事を判断する際に、自分たちの意思とは別に、

客観的な視点で物事の良し悪しを判断することが難しくなる傾向があります。

ここでは、グループシンクが発生する要因についてご紹介します。

リーダーのリーダーシップが強く支配的

グループシンクが発生する組織の多くでは、リーダーのリーダーシップが強く、支配的であるといった特徴があります。

支配的なリーダーの元では、職場の雰囲気が重くなってしまったり、メンバーから意見が出てこなくなってしまったりすることも。

このような状況が続くと、リーダーの発言に異を唱えるメンバーがいなくなり、グループシンクが加速する要因になります。

組織に大きな成功体験がある

「昨対比200%超えの営業成績を叩き出した」「新規事業立案コンテストで優勝した」といったように、

組織に大きな成功体験がある場合、グループシンクが発生しやすくなります。

これは、「自分たちのやり方で大きな成功をした」という事実から、自分たちの力を過信し、外部の意見を聞き入れなくなってしまうためです。

メンバーの特性が偏っている

グループシンクが発生する要因の一つに、メンバーの特性が偏っていることが挙げられます。

健全な組織において物事を判断する場合、メンバー全員の意見が一致することは稀です。

しかし、メンバーの特性が偏っている組織では、決定事項に疑問を感じなかったり、

自分たちが正しいことを当然としたりする傾向があるため、グループシンクが発生しやすいと言えます。

 

グループシンクが持つリスク

組織におけるグループシンクは、適度であればメンバーの帰属意識が高まり、離職率を下げる効果があります。

しかし、グループシンクが強力になるほど、組織にはさまざまなリスクが伴います。

グループシンクが持つリスクには、一体どのようなことがあるのでしょうか。

自分たちの実力を過大評価する

グループシンクが持つリスクの一つに、メンバーが自分たちの実力を過大評価することが挙げられます。

過去の成功体験から、「自分たちはすごい」「自分たちは失敗しないだろう」と、自分たちの実力を過大評価すると、

組織全体が楽観主義に陥ったり、組織の決定事項に誰も疑問を持たなくなったりしてしまいます。

すると、組織にとって都合の悪いことから目を逸らすようになり、結果として組織全体が腐ってしまうのです。

外部からの意見を認めない

組織の実力を過大評価している状態からさらにグループシンクが進行すると、外部からの意見やアドバイスを聞き入れなくなる傾向があります。

すると、組織は閉鎖的で秘密性が高くなり、客観的な視点で物事を判断することができなくなるため、不適切な意思決定が起こりやすくなってしまうのです。

 

グループシンクを防ぐ方法

グループシンクの発生を防ぐために、リーダーだけではなくメンバー自身も環境を改善する努力をすることが重要です。

ここでは、グループシンクを防ぐ方法についてご紹介します。

組織外の意見を積極的に取り入れる

グループシンクを防ぐために、組織外の意見を積極的に取り入れられる体制をあらかじめ整備しておくことが大切です。

また、組織で何かを決める場に組織外の人に参加してもらうことで、協議の公平性が保たれるだけでなく、集団浅慮を正すことも可能になります。

少数派の意見を受け入れる雰囲気を作る

強力なグループシンクが発生している組織では、「反対意見を言ったら非難される」「多数派の意見は間違っているように思えるけど指摘しにくい」

といった雰囲気になってしまうものです。

このような状態を打開するために、メンバー一人ひとりが、少数派の意見にしっかりと耳を傾けるよう心掛けましょう。

リーダーはメンバーのサポート役になる

リーダーが支配的なリーダーシップを発揮してしまうと、グループシンクが発生するリスクが高まる傾向があります。

リーダーが率先して意見を言ってしまうと、メンバーが異なる視点の意見を持っていた場合、言いにくくなってしまうこともあります。

このような事態を避けるために、リーダーはメンバーから意見を引き出したり、話をまとめたりするサポート役に徹することが大切です。

 

グループシンクを解消して組織の成長を加速させよう

今回は、グループシンクについてご紹介しました。

グループシンクが発生すると、同調圧力や集団浅慮によって判断能力が欠如し、大きな過ちにつながることがあります。

グループシンクを放置すると、チームだけでなく、企業全体に悪影響を及ぼすことも。

グループシンクを解消するためには、外部の意見や少数派の意見を聞き入れられる体制作りが急務です。

グループシンクを解消して、組織の成長を加速させましょう。

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