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MUSASHINO COLUMN

武蔵野コラム

2021/03/18 15:18

経営

組織力の向上に!デリバラブルについて身につける方法やメリットなどを解説

終身雇用制度が崩壊した現在、従来の組織マネジメントからの転換を図っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人材の流動性が高まっているからこそ、企業に必要なのは「離職率の低減」と「組織力の向上」の2つとなります。

これらに有効な組織開発の手法として近年注目されているのが「デリバラブル」です。

今回は、デリバラブルについて徹底解説します。

 

デリバラブルとは

デリバラブルとは、「deliver(届ける、もたらす)」と「able(できる)」を組み合わせた言葉で、これを直訳すると「もたらすことができる」という意味。

人材開発の分野におけるデリバラブルは、組織や個人が誰かに対して何らかの価値提供を行うことを指し、

「何をしたのか」という行動内容ではなく、行動したことによって「何をもたらしたのか」「どのように役に立ったのか」という価値提供の内容を重視します。

 

たとえば人事部門でデリバラブルを取り入れた場合、「従業員向けに社内セミナーを企画した」という行動の結果、

「従業員に成長機会のヒントを提供し、組織への帰属意識が高い人材を増やせた」という価値提供を生み出すことができたと考えることが可能です。

デリバラブルの考え方は全ての部署に対して適用することができますが、

先述した例のように、業務内容を数字化するのが難しい管理部門に対して取り入れるのも良いでしょう。

 

デリバラブルとドゥアブルの違い

デリバラブルの考え方とよく比較されるのがドゥアブル。

ドゥアブルとは、デリバラブルと対になる考え方で、「何を行うことができるのか」「実際にできること」などの意味を持っています。

つまり、組織の目的や現状把握の際に、「何を行うことができるのか」を重視するのがドゥアブルで、

「何をもたらすのか」を重視するのがデリバラブルです。

 

デリバラブルを身につける方法

デリバラブルは、業務の背景や取り組みなどを重視する考え方で、身につけることで当事者意識が芽生える効果があります。

デリバラブルはどのように身につければ良いのでしょうか。

仕事に対する自信を持つ

デリバラブルを身につけるために必要なことは、自分が担当している業務に自信を持つこと。

仕事に対する自信を持つことで、淡々と一つひとつタスクをこなすだけだったのが、

業務改善や、その先の顧客・業務の依頼者の背景まで考えることができるようになります。

自信を急に持つことは難しいですが、今の自分を肯定し、否定しないことから始めましょう。

他者との関わりを積極的に持つ

デリバラブルは個人で完結するのではなく、他者との関わりを深めることによって見いだせるものです。

業務上の報連相や単純なコミュニケーションを通して「自分は今周囲から何を求められているのか」を知ることで、

デリバラブルの考え方に置き換えることができるでしょう。

どのような人材になっていたいのか理想像を持つ

デリバラブルは「行動した結果、何をもたらすことができたのか」と物事の背景まで捉える考え方です。

デリバラブルの思考に慣れてきたら、どのような人材になっていたいのか理想像から逆算して、今やらなければいけないことを考えてみましょう。

理想像から逆算することで、「必要なこと」「必要でないこと」を把握することができ、目標達成まで効率的に進めることができます。

 

デリバラブルを組織に導入するメリット

競争社会を勝ち抜いていくためには、人材育成や組織力の強化は必須。

デリバラブルを組織に導入することで、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。

業務の生産性が向上する

デリバラブルをベースに他者への価値貢献や業務の背景を考えることで、あまり組織貢献に結びつかない無駄な業務をストップしたり、

今やるべき業務を優先的に進めたりといった「業務の取捨選択」を行うことが可能になります。

すると、必然的に生産性が上がり、業務のPDCAサイクルを早めることができるのです。

思考力が身につく

他者から依頼された業務や自分が抱えているタスクに対して「なぜ今これをやる必要があるのか」と考えたり、

依頼者の意向や顧客ニーズを考えたりすることで、思考力が身につきます。

思考力が身につくと、業務に主体性を持てるようになり、サービス品質の改善や新たなアイデアの創出につながるでしょう。

従業員の離職を防ぐことができる

多くの企業では採用と育成にコストをかけているため、従業員の離職は大きな痛手に。

そこでデリバラブルを組織に浸透させることによって物事の背景や行動の目的が理解できるようになり、業務の捉え方が変化します。

業務の捉え方が変わると、当事者意識が育ちやすいといわれており、自分の仕事へ誇りを持つことができたり、

人材の定着率の向上につながったりするのです。

 

デリバラブルを通して組織の活性化や生産性向上を目指そう

今回はデリバラブルについてご紹介しました。

デリバラブルとは物事の背景を考える思考法のことで、物事の本質を理解できるようになる効果があります。

デリバラブルの考え方が身につくと、「仕事を通じて相手に何らかの価値提供をする」といった発想ができるようになるため、

業務へのやりがいや誇りを醸成することにつながったり、組織の活性化や生産性向上も可能に。

「業務へのやりがいが見いだせない」「メンバー同士のコミュニケーションを活発化させたい」という方は、

デリバラブルの考え方を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

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