製造 ・販売業
商品の価値を伝える工夫を忘れていませんか?
DATA

所在地 広島県
従業員数 48名
資本金 1,600万円
沿革 1963年 創業

導入レポート

今回取材した企業は、LPガスの販売をメインに、地域に根差した新規事業への取り組みで、日本経営品質賞の「経営革新奨励賞」を受賞。現在も、業務の実行計画と環境整備のPDCAサイクルを回しながら、常に新しい目標へ向かい、全社員でチャレンジと成長を続けている。
企業の古い考え方ややり方を、根気強く改善され続ける住吉峰男社長に、環境整備による価値観の共有とその教育方法をお伺いした。

社長が求める企業像を体現した武蔵野との出会い

2011年に日本経営品質賞へのステップアップ部門として設立された『経営革新奨励賞』を受賞された、この企業が環境整備を始めたのは、5年前。きっかけは、経済新聞に掲載されていた武蔵野の広告が、住吉峰男社長の目に留まったことから。
「その前に経営品質賞への取組みは始めていたんです。会社の中での目標がなかなか一つにならず、社員が同じ方向を向いていない時期でしたから。それで、経営品質賞へ勝手に取組み始めました。

2007年に中国地方経営品質賞の敢闘賞を受賞したときに、優勝賞を獲られたのが島根の企業さんです。その後で武蔵野さんを知り、見学へ行きました。そこで小山社長のDVDを見た時に『ここに有った、やっと見つけた。これを真似すればいいんだ』という感じでした。
私がこういう仕組みにしたい、こういう会社になりたい、と思い描いていた完成形がそこにあったので、自分たちで作るよりこれを真似しようと決めました。」
当時は、住吉社長が目標とする企業の姿勢や在り方を説明しても、社員からは「そんな会社がどこにあるんですか、ある訳ないですよ」という反応だったそうで、始めは武蔵野の話をしても、ついてくる社員はほとんどいない状態だった。
「それで、サポート企業さんを全員で見学に行ったんです。その時に社員全員が、本当にこんな会社があるんだ、ということを現実、現場、現物を見て知ることができたのが大きいですね。環境整備は掃除ではなく、物を使い易くする、出し易くすることなど、いろいろ分かってくれて、それ以降は社内に環境整備がちゃんと入るようになりました。いやいやながら仕方なくでも。」

価値観と手段を揃える環境整備

社長が決めたことは全員が実行するということが、当たり前の感覚になってきたのは、環境整備を始めて2年目のころから。
「以前は同じ目標へ向かっているはずなのに、手段が各自でバラバラでした。例えばお金儲けをするのでも、お客様に喜んでいただく方法もあれば、お客様を騙す方法もあります。目的は一つでも、価値観が違えば手段が違ってしまいます。環境整備を始めてからは、行動が揃いだしたという点で変化を感じています。」
価値観を揃えるために行動を揃える。その手段として、早朝勉強会や社長勉強会を実施されてきたそうだが、現在は、共有するための時間が圧倒的に多くなったとおっしゃる住吉社長。
「勉強会などで一度話しただけで、みんなが理解するということはないですよね。今はそれぞれの部門とプロジェクトチームが、実行計画を元にミーティングを頻繁に行っているなかで、価値観を共有し、行動が揃っていくということが定着してきましたね。」

「改善と実践」学びのPDCAで成長を続ける

環境整備による改善のPDCAを回すことで、こうしたらより良くなることを学び、実際に実行計画を実践することで、仕事のPDCAを回すということを、武蔵野の仕組みの中から教わったと住吉社長。
実行計画のチェックは各部門、チーム共メンバーが自主的にチェック日を決め、ほぼ週1回のペースで行われる。
「弊社にとっていい時期に、武蔵野さんという良い肥やしと出会えたということです。
それまでは一生懸命に種をまいても芽が出ませんでしたから。」
また、ルールを統一し揃えるための道具は、経営計画書だとおっしゃる住吉社長。
15年前からA4サイズの経営計画書は作られていたそうだが、その存在を、幹部社員の方でも忘れてしまわれるほど。
経営計画書も武蔵野を真似て1冊の手帳にしてからは、ルールがはっきりしてブレなくなったそうだ。
また、将来のビジョンも記されているので、会社全体で進む方向や目的をはっきりさせることができたと、住吉社長はおっしゃる。

高い目標へチャンレンジでよりよく進化する

さらに今年は、日本経営品質推進賞を目標にされている。
「こういった賞にチャレンジするのも、みんなで目標を共有して、同じ方向へ進むためです。
2011年に経営革新奨励賞を受賞した時は、初めはみんな何の賞だか意味が分かっていなかったようですが、他のサポート企業さんに全社員でベンチマークに来ていただき、
弊社をすごいと言ってくださるのを受けて、みんなに自信がでてきたし、さらに環境整備をがんばろうという気持ちになったようです。
あのころから、お客様がいらしたときに、みんな嬉しそうですから。」
環境整備をベースに、PDCAを回すことで上達することができるとおっしゃる住吉社長。
「地域に根ざし、今後200年続く会社を目指して全員が同じ方向を向いて一つひとつの目標へチャレンジし、成長し続ける、広島ガス高田販売でありたいですね。」

現場スタッフインタビュー

入社21年目
常務取締役

小さな成功事例が増え始めると、苦にならなくなります

社長の住吉とは、日本経営品質賞や武蔵野さんの見学などで常に一緒に行動することが多いですし、会社全体をどう成長させていくかということに社長と一緒に取組んでいます。それでも始めは自分なりの組織や上司像を持っていたので、社長に対して意見したりして、私が一番抵抗勢力だったかもしれません。
それが2回目の実践! 幹部塾(R)の際に、社長が決定したら部下はその通りに実行すればいいんだということに気づきまして、社長のこうしたいという想いを、そのまま実行することが、会社のためには良いことなんだと開き直りました。

環境整備に関しては、始めはやらなければいけないことが増えるので、面倒に感じますけど、小さな成功事例が増え始めると、苦にならなくなりますよね。定位置管理なども習慣にしてしまえば、やっていて良かったなとなり、その繰り返しで成果が出るから続くんだと思います。その積み重ねが、日本経営品質賞の経営革新奨励賞につながり、受賞によって生まれた社員の自信が、積極的な行動につながってきたんだと思います。

入社4年目
営業部 主任

以前より明るく前向きになっています

私は弊社で新卒採用を始めた年に入社して4年目です。内定者の間に、武蔵野さんの研修をしっかり受けていたので、入社後も研修で教わったことを素直に実行することができました。
入社2年目でプロジェクトチームの責任者になってからは、社長との面談が増えて、社長の想いや会社として目指して行くところなどの考えを聞くことができたのが良かったと思います。また後輩や部下ができてからは、積極的に自分から話しかけるようにして、コミュニケーションを取っています。

以前の私は、仕事に集中すると周囲から話しかけづらいオーラを発していたようで、そこを上司の方に指摘いただいてからは部下に、今日は1日どうだったかとか、契約を何件取れたかと自分から聞くようにやり方を変えました。
現在は、訪問件数の管理を担当しているので、予め立てた1日の目標を達成できなかったのはなぜか、取り返すために次にどう行動してもらうかなどを、自分の体験も含めて話し合いをし、指導しています。

代表インタビュー

代表取締役 住吉峰男

暮らしを支える企業改革

「LPガスの販売は暮らしに密着しているといいますが、それは業界の大きな勘違いなんですよ。」
とおっしゃる住吉社長。
ガスは生活になくてはならないものだから、お客様の生活に密着している、という既成概念が業界の常識だそうだが、
口座振替による料金引き落としや、お客様と顔を合わせずにガス交換作業が可能な現在は、お客様に密着しているとは言えない、というのが住吉社長の考え方。
お客様との接点と回数が大事とおっしゃる住吉社長。
広島ガス高田販売は以前からLPガス販売に加えて、家電と住宅の新築・リフォームという3本柱をメイン事業としてきたが、
今は4本目の柱として『暮らしの新事業』を立ち上げ、新しいことへのチャレンジを続けている。
「新規事業は、お客様との接点を増やすためにクリーニングや宅配、セキュリティ、牛乳販売、ダスキンなどの取次ぎや代行販売など、
直接お客様をご訪問できることを数多く行っています。
お客様と顔を合わせる事業を増やすということで、ガスを使い続けていただくという考え方です。
弊社のエリアはお年寄りが多く、人口も右肩下がりです。
そのなかで生き残るには、本当の意味でお客様に密着し、お困りごとがあったら、一番に思い出していただけて、最初に相談していただける企業となり、
『広ガスたかたでよかった』と言っていただけるようにならなくては。」
そのためにも社員の価値観を揃えることが必要だった訳だが、社長に就任されてからの10年間は、孤独だったという住吉社長。
当時は社内に業界の既成概念が蔓延っていて、新しいことへ取組む体質ではなかったため、社長の提案に聞く耳を持つ社員などいなかったそうだ。
「当時はまさに1本釣りのように、1人ひとりに話しをして囲い込み、逃がさない。
ということを繰り返していましたね。常務の中村さんも1対1のドライブに誘って、お経を聞かせるように話をしました。
小山社長がおっしゃるように前向きにですね。」
お客様との密着を高めるために住吉社長が始めたのが、独自のポイント制度。
ガス料金に対してポイントが付く仕組みで1ポイント1円となっている。
「以前は料金に対して値引きしていたんですが、自動引き落としで値引きしてもお客様は気付かない。
それを値引きとは思わず、当たり前になってしまうので、ポイントを還元する方法に変えました。」
このポイントはガス料金には利用できないが、広島ガス高田販売が扱う家電商品などで使うことができる。
また、ポイントの魅力を増やすために、新規事業で扱う商品やサービスを増やし、最近では、お鍋の販売なども始めたそう。
さらに先を見据え今後は物流と信販の2つをキーワードに、暮らしの支援事業の展開を考えている住吉社長。
その基盤にもポイント制度が活用できる。
「物流はお年寄りが多いこのエリアで、私たちが今あるサービスを、家までお届けするという考え。
さらにそれを利用していただくと、信販という弊社独自のポイントを付ける。
それにより、広島ガス高田販売へ頼めば、いつもの人が来てくれて、ポイントも付くというように利用していただける仕組みにしています。
また毎月領収書に弊社の取組みや新事業を掲載したミニコミ誌 『ほっと通信』 を同封してお送りしているので、ご訪問したときにお客様から新事業へのお問合せをいただくことも多いですね。」
将来は事業形態は変化しても、時代時代の暮らしを支え続け、地域の暮らしになくてはならない企業として、お客様のお役に立つことを提供し続ける企業を目指すと言う住吉社長。
「200年先も地域の暮らしを支える会社でありたいですね。」

全国から5,510社を超える企業が参加!

15年連続増収の会社、武蔵野の現場を直接見られる

「現地見学会」

現地見学会は、武蔵野の経営サポートの基本となる「環境整備」「経営計画書」を、
実際にあなたの目で検証していただく場。
業種・業態を問わず、必ず貴社が「使える仕組み」が見つかるはずです。

現地開催スケジュール

総括で小山昇 著書『99%の社長が知らない銀行とお金の話』から
武蔵野流 資金運用編を解説します。

参加費 1名様37,800円(税込) 定員 60名様
時間 13:00~17:30(終了後19:00頃まで懇親会) 場所 吉祥寺周辺(参加証にてご案内)

2017年

2018年

【注意事項】
一社につき3名様まで、お申込みいただけます。同業他社様のお申込は、ご遠慮ください。

【キャンセル規定】
お客様のご都合によるキャンセルにつきましては、以下の通りの料金をお支払いいただいております。

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